死んでも愛してね
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「………これがおじいちゃんの体験談と、
先輩方の遺書でわかったお話
おじいちゃん、今でも後悔してるし
悔いてるよ…俺はリーダーを止められなかった、って」
「……その彼女さんってさ、本当に
先輩方の所にいたのかなぁ」
「分からないよ、本人にしか」
語ったその女子高生の祖父は
涙をボロボロと流しながら
最後に皆で撮った写真を見ながら
語ってくれた
「先輩方、体とかはグロテスクな
事になってたらしいんだけどさ…
でも、顔だけはそのまんま綺麗な
まんまだったんだって…笑顔で
死んでたんだって」
体は地面にたたきつけられ
腕や足がありえない方向に曲がり
目も当てられない物になっていたが
不思議と、顔はそのままだった
彼女の元へ腕を伸ばし飛び込んだ
あの恍惚とした笑顔のまま…
その光景が今でも忘れられない
祖父はそう語っていた
「彼女さん達を殺した犯人は
捕まったけど、舌噛んで死んだんだって」
「へえ…でも、勝手すぎるよその先輩たち」
「ん?」
話を聞いた女子生徒はぎゅ、とカバンを
握りしめながら語った
「…目の前で止めてくれたその友達の
事も家族の事も先生のことも…
私その、こういうの好きじゃない」
「でもさ、ロマンチックよね
恋人を追って後追い自殺
…ほら、恋は盲目って言うじゃない?」
「……恋は盲目、ほんとにね」
「…きっと、彼女さんがいない世界に
意味なんてなかったんだよ」
そこまでしてくれるまで愛してくれるのって
素敵じゃない?実際はやだけど
と、語った女子高生は話した
2人は学校の方を振り向き、少しの間
学校を眺めた
「…通ってたんだね、この学校に」
「普通に通ってたんだね、この学校に」
本当にあったことだと
通った証拠があるのだと思うと
少し、背筋が寒くなった
…だが2人の女子生徒は願った
「…いつまでもあの世でお幸せに」
「…いつまでも一緒に入れると、いいね」
そしてまた前を向いて、二人は帰路へついた
「塊、だーいすき」
「俺も大好き、愛してる」
「零くん、ずっと離れないで」
「離れないさ、これからずっと」
「ずっと一緒にいてくださいね」
「もちろんだよ、だから君も一緒にいて」
「妖が一緒なら私幸せ」
「死んでも離さねぇからな」
あの世にいる4組の恋人たちは
共に手を握りあい、抱きしめあいながら
お互いを見つめて幸せそうに笑った
先輩方の遺書でわかったお話
おじいちゃん、今でも後悔してるし
悔いてるよ…俺はリーダーを止められなかった、って」
「……その彼女さんってさ、本当に
先輩方の所にいたのかなぁ」
「分からないよ、本人にしか」
語ったその女子高生の祖父は
涙をボロボロと流しながら
最後に皆で撮った写真を見ながら
語ってくれた
「先輩方、体とかはグロテスクな
事になってたらしいんだけどさ…
でも、顔だけはそのまんま綺麗な
まんまだったんだって…笑顔で
死んでたんだって」
体は地面にたたきつけられ
腕や足がありえない方向に曲がり
目も当てられない物になっていたが
不思議と、顔はそのままだった
彼女の元へ腕を伸ばし飛び込んだ
あの恍惚とした笑顔のまま…
その光景が今でも忘れられない
祖父はそう語っていた
「彼女さん達を殺した犯人は
捕まったけど、舌噛んで死んだんだって」
「へえ…でも、勝手すぎるよその先輩たち」
「ん?」
話を聞いた女子生徒はぎゅ、とカバンを
握りしめながら語った
「…目の前で止めてくれたその友達の
事も家族の事も先生のことも…
私その、こういうの好きじゃない」
「でもさ、ロマンチックよね
恋人を追って後追い自殺
…ほら、恋は盲目って言うじゃない?」
「……恋は盲目、ほんとにね」
「…きっと、彼女さんがいない世界に
意味なんてなかったんだよ」
そこまでしてくれるまで愛してくれるのって
素敵じゃない?実際はやだけど
と、語った女子高生は話した
2人は学校の方を振り向き、少しの間
学校を眺めた
「…通ってたんだね、この学校に」
「普通に通ってたんだね、この学校に」
本当にあったことだと
通った証拠があるのだと思うと
少し、背筋が寒くなった
…だが2人の女子生徒は願った
「…いつまでもあの世でお幸せに」
「…いつまでも一緒に入れると、いいね」
そしてまた前を向いて、二人は帰路へついた
「塊、だーいすき」
「俺も大好き、愛してる」
「零くん、ずっと離れないで」
「離れないさ、これからずっと」
「ずっと一緒にいてくださいね」
「もちろんだよ、だから君も一緒にいて」
「妖が一緒なら私幸せ」
「死んでも離さねぇからな」
あの世にいる4組の恋人たちは
共に手を握りあい、抱きしめあいながら
お互いを見つめて幸せそうに笑った