一方その頃何も知らない小人達は普通に仕事を終えて帰路に着きはじめていました。
近くまで来ると異変に気がついた小人達が白雪姫の元へ駆けつけました。


「あれ？なんでドアが空いてんだ？」
「！？‥白雪姫！！白雪姫は大丈夫か！！」
「白雪姫！！大丈‥‥あぁっ！！白雪姫が！！」


小人たちが慌てて小屋に入ると、倒れ込んだ白雪姫を発見しました。
駆け寄り白雪姫を抱き起こしましたが白雪姫は目覚めません。


「白雪姫！！白雪姫しっかり！！」
「‥ダメだ‥白雪姫は、もう‥」
「そんな‥白雪姫‥！！」
「なんということだ‥！」


白雪姫を失った小人は嘆き、毎晩泣いて白雪姫の死を悲しみました
小人は白雪姫のためにガラスの棺を作り
花を敷きつめてその中に白雪姫を寝かしま目を覚まさなくなっても美しい白雪姫を、地面の中へ埋める気に離れませんでした


「‥白雪姫、眠ってるみたいだ」
「もう目覚めねぇなんて‥嘘みたいだよな」


毎日の様に白雪姫の元で祈り続けました、
すると毎日のように祈り続けたある日のことでした。


「ふっ、参ったなこの私としたことが違う場所に迷い込んだらしい」


近くの国の王子様が迷い込んで来ました。
王子様は馬を休ませる為にどこか休める場所を探していました、すると小人達の小屋を見つけて小屋の方へ行きました


「失礼、誰かいるか」
「はーい誰‥あっ、天才マ、ゴホン！！王子様！」
「あー！！兄貴ー！！」
「アニキはやめろ」
「王子様！！ほら！！早くキスして白雪姫を目覚めさせてくれよ！！」
「ぐぐぐぐ‥」
「はいはい兄さん、兄さん、落ち着いて」
「王子様じゃなきゃダメなんですよ兄さん‥！！」
「任せておけ‥‥白雪姫‥」


と、とりあえず勝利マンくんは抑えて抑えて‥
白雪姫を人目見た王子様は、ゆっくりと白雪姫に近づくと‥


チュ‥



「あっ！？！？今まじでキス！！！」
「いや、してないしてない‥！ギリギリほっぺ！！」
「私としては唇にしたかったんだがな」
「テメェ！！」
「‥ん、うーん‥」


王子様は白雪姫にキスをしました、すると
王子様のキスによって白雪姫が眠りから目を覚ましたのです！！


「！！白雪姫！！良かったー！！目を覚ましたんですね！」
「わ‥私今まで‥」
「君は毒林檎の毒で眠り続けていたんだよ」
「貴方は‥？」
「私は隣の国の王子だ、やはり目覚めた君はさらに美しい‥白雪姫‥私の妻になってくれないか」
「わ‥私でいいのなら‥！」


こうして目覚めた白雪姫は王子様と共に国へ行き
結婚して幸せに過ごしましたとさめでたしめでたし！


「よかねえ！！なんで天才マンが王子なんだ！！次は俺を王子にしやがれ！！」
「つ、次があったら考えよう！！」
「ふっ‥私程に王子が似合うものはいない‥」
「なんで私がラッキー様をいじめるお后様なのよー！！」


あー静かにしてー！！