鈴音が高校卒業と共に天才マンと
結婚して、ヒーロー星へうつってから
かれこれ200年がすぎた‥

200年と聞けば地球人ならばもうあの世へ
旅立っているのだが、ラッキーマンに
なったと同時に宇宙人の体、寿命になった
鈴音は200年たってもそのままの姿のままだった。


「‥200年経つのは早いなぁ、もうそんなにたったんだぁ」


ヒーロー星、自宅にて窓から宇宙の空を
見ながらしみじみと呟いた。
200年という時間は自分とってまだ、まだ
長い時間のように思えるが‥いつの間にか
経つのが早いと思えるようにもなり、
そこら辺宇宙人に染ったんだなぁと思う。


「‥昔のことを思い出してるのか？鈴音」
「あ、天才マン」


おかえりと愛しい旦那に抱きついて
頬にキスをする、と天才マンはまた抱きしめ返して唇にキスをした。


「んーん、単に時間が経つのは早いなって呟いてただけだよー」
「そうか‥星奈と天城と火夜は？」
「まだ帰ってないよ、だってもう2人はヒーロー候補生だもの！それに期待の星って言われてるからね！」
「ふっ、さすがは私達の子供だな」


そう、今鈴音と天才マンの間には
6人の子供がいる。
男の子が3人と女の子が3人、上3人はヒーロー候補生として先人のヒーロー達と共に
色んな星を回っている。
その着いているヒーローたちというのが
努力達三兄弟だから、心配はしていない。


「かなり活躍してると、会長が言っていたよ」
「ほんと〜！？良かった！！」
「それで、水乃たちは？」
「3人とも遊びに出かけてるよ」
「なら皆もうすぐ帰ってくるな‥」

「「ただいまー/ですのー！」」

「ふっ、ほら当たった」
「あ、ほんとだー！おかえりー皆！」



天才マンの発言は見事当たり、その時
ちょうど子供達が6人みんな帰ってきた。
帰ってきた下の子二人、疾風と霧は真っ先に両親に抱きつく。


「ママただいまー！」
「パパただいまー！」
「おかえり、泥ついてるじゃないどしたの？」
「泥団子作ってたの！！」
「どこをどうしたら頬にまで泥が着くんだ」