「鈴音！！天才マン！！無事だったか！！」
「しょ、勝利マーン！！」
「っふ、お前たちが来ると思っていたぞ」


勝利マンに笑顔で駆け寄り再会を喜ぶ
鈴音と同じように駆け寄る天才マン
そしてその後に続いて友情マンと努力マンがでてきた。


「ラッキーちゃーん！！天才マン！！あ、良かった怪我は無いね！！」
「しっしょぉーーーー！！！天才マン！！無事ですかーーーーっ！！」
「努力マン！友情マン〜！！」
「うわっっ！？！？私がもう1人！！」
「自分がもひとりいるって変なの‥」


友情マンと努力マンは、自分がもう一人
現れたことに目を見開いて驚いた。
そして、迎えが現れ思うことはおなじ

そう、ここで彼らとは別れることになるのだと


「迎えが来たってことは‥」
「そう、ここで‥お別れだ」
「寂しくなるなぁ〜‥」


眉を下げて別れを恋しそうにする
鈴音の背中をぽん、と天才マンが叩いた。


「そう寂しがるな鈴音、1度でもこの世界と元の世界が繋がったのならば‥また会う機会があるさ」
「そうですよ師匠！！メカは治りましたし、来ようと思えば‥」
「え！？メカ治ったの、どうやって！？」
「‥それはねー」


勝利マンの方をチラリ、とみた友情マンに
どうやってメカが治ったのかがわかって
軽く笑った。


「‥じゃあ、帰ろうか」
「うん、そうしよ！！じゃあ‥バイバイ！！」
「バイバーイ！！あ、いつまでも天才マンとラブラブでね〜鈴音ちゃん！」
「そっちの私‥彼女を大切にしろよ」
「もちろんだよ！！」
「ふっ、当たり前だろう」


手をぶんぶん！！と大きく振って
縦長四角の空間へ入るとその空間は
すっ、と小さくなり消えた。
消えた空間をじっと見つめてぽつりとつぶやく。


「‥行っちゃったねー」
「なんか、不思議な出来事だったな」
「ね」


また会えると信じて‥鈴音達は
元の世界へ戻ったのだった
これはパラレルワールドとが繋がった
世にも奇妙な話だった