死んでも愛してね
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零視点
薫ちゃんがいない世界って
こんなに色がない世界だっけ?
何しても楽しくなくなって
つまんなくて、会いたいのに会えないと
言う残酷な現実に私はもう耐えられそうに
無かった
あんまり眠れないしご飯も食べてないから
最近体調が悪い
豪君が心配そうに私に問いかけた
「…リーダー、大丈夫かよ」
「……あ…豪くん、何が?」
「だから、リーダー大丈夫かって
聞いてんだよ!…あの日からずっと
上の空だし…顔色とかも、ちゃんと飯
食べてんのか…?」
「一応ね」
ご飯を食べたりすることはやらなきや
行けないことなのでしているんだが
本当はなんにもしたくない
ねぇ、どうしたらいいのかな私は
そう思っていたのは昨日までだった
これからはそんなこと思わなくていいんだ
だって、
「零くん、おかえり」
おもちゃだらけの私の部屋に
正座して待っていたのは死んだはずの
薫ちゃんだったんだから
思わず叫びそうになったのをこらえて
崩れ落ちて、四つん這いで彼女の元へ寄る…
「……薫……ちゃん?」
「うん、私だよ零くん」
彼女が腕を広げる
「零くん、おいで」
その言葉が私の脳内に甘く響いて
私は彼女の腕の中に飛び込んだ
私の頭を撫でる彼女の手は冷たい
あぁ、これは死人の体温だ
やっぱり薫ちゃんは死んでるんだ
でもそんなこと些細なことだ
だって、今薫ちゃんは目の前にいる
顔を上げて薫ちゃんを見る
お腹も胸も綺麗なまま 生前の
彼女のままだ、ただひとつ違うのは
その真っ白な肌 冷たい体温
でも戻ってきてくれた、戻ってきてくれたんだ私の元に
ムズムズして、彼女にもっと触れたくなって
そのまま抱きしめて唇を奪うと
彼女は背中に腕を回した
唇を離して、薫ちゃんに向かい合う
「会いたかった、戻ってきてくれたんだね」
「私も会いたかったよ、零くんに
会いたかったから戻ってきたよ
私だけじゃなくてね?愛花達も
戻ってきたんだよ…恋人の所に」
「そっか、じゃあ塊くん達寂しくないね」
死人が帰ってきたなんて有り得ない
でもあるんだ、だって目の前の彼女に
触れれて おしゃべりできるんだから
薫ちゃんがいない世界って
こんなに色がない世界だっけ?
何しても楽しくなくなって
つまんなくて、会いたいのに会えないと
言う残酷な現実に私はもう耐えられそうに
無かった
あんまり眠れないしご飯も食べてないから
最近体調が悪い
豪君が心配そうに私に問いかけた
「…リーダー、大丈夫かよ」
「……あ…豪くん、何が?」
「だから、リーダー大丈夫かって
聞いてんだよ!…あの日からずっと
上の空だし…顔色とかも、ちゃんと飯
食べてんのか…?」
「一応ね」
ご飯を食べたりすることはやらなきや
行けないことなのでしているんだが
本当はなんにもしたくない
ねぇ、どうしたらいいのかな私は
そう思っていたのは昨日までだった
これからはそんなこと思わなくていいんだ
だって、
「零くん、おかえり」
おもちゃだらけの私の部屋に
正座して待っていたのは死んだはずの
薫ちゃんだったんだから
思わず叫びそうになったのをこらえて
崩れ落ちて、四つん這いで彼女の元へ寄る…
「……薫……ちゃん?」
「うん、私だよ零くん」
彼女が腕を広げる
「零くん、おいで」
その言葉が私の脳内に甘く響いて
私は彼女の腕の中に飛び込んだ
私の頭を撫でる彼女の手は冷たい
あぁ、これは死人の体温だ
やっぱり薫ちゃんは死んでるんだ
でもそんなこと些細なことだ
だって、今薫ちゃんは目の前にいる
顔を上げて薫ちゃんを見る
お腹も胸も綺麗なまま 生前の
彼女のままだ、ただひとつ違うのは
その真っ白な肌 冷たい体温
でも戻ってきてくれた、戻ってきてくれたんだ私の元に
ムズムズして、彼女にもっと触れたくなって
そのまま抱きしめて唇を奪うと
彼女は背中に腕を回した
唇を離して、薫ちゃんに向かい合う
「会いたかった、戻ってきてくれたんだね」
「私も会いたかったよ、零くんに
会いたかったから戻ってきたよ
私だけじゃなくてね?愛花達も
戻ってきたんだよ…恋人の所に」
「そっか、じゃあ塊くん達寂しくないね」
死人が帰ってきたなんて有り得ない
でもあるんだ、だって目の前の彼女に
触れれて おしゃべりできるんだから