そこでラッキーマンがニヤニヤと
からかうつもりでなのか、天才マンに
聞いてきた。


「おふたりさんラブラブじゃないの〜！！何何？お付き合いしてるの？恋人？」
「そうだが？」
「そうな…え！！？？そうだが！？！？」
「「えぇ！？！？」」



まさかの肯定の言葉が帰ってきて
目を飛び出さん限りに見開いて驚いた。
だって、だって…

キザで、フェミニストで”特別は作らない”みたいなイメージのある天才マンが

別の世界では恋人がいるというこの衝撃的事実。


「ホントに付き合ってたの！？」
「本当だ、私と鈴音は恋人同士…」
「そ、そうなの…！付き合ったて日は浅いけどね？」
「はえ〜…」
「おい天才マン、あっちのお前彼女いるんだってよどう思う？」
「ふっ、私は特別は作らないのさ…私はこの世界のすべての女性のもの…」
「つまり今は恋人は作らないと」
「そうとも言う」


照れ照れと照れながらも答えた鈴音に
口をポカーンと開けるラッキーマン
直ぐに羨ましそうにし始めた


「いいなぁ〜！！僕もそんなふうにみっちゃんとラブラブになりたーい！！」
「え？みっちゃん？みっちゃんが好きなの…？」
「うんそう！！あ、鈴音ちゃんの所のみっちゃんはどんなん？」


彼女の世界のみっちゃんはどうなんだろうか？と
気になったラッキーマンは鈴音に聞いてみた。
鈴音は指を顎に置きながら答える


「私の所のみっちゃんと私は昔からずっと一緒の幼なじみで、親友なんだ！！大好きなお友達だよ」
「えっみっちゃんと！？幼なじみ！？いいなぁァ〜！！」


僕もちっちゃいみっちゃんが見たい！！と
言う彼に鈴音は聞き返した


「ラッキーマンくんのとこのみっちゃんは？みっちゃんとお付き合いはまだしてないの？」
「そうなんだよね〜…僕ついてないからラブレター渡して告白しようとしてもです代に渡ってなんでかです代の恋人って事にされるしもう〜…ついてねぇんだよね…」
「えっです代ちゃん？私の所のです代ちゃんも私の親友で、です代ちゃんは頼りになって優しいよ？」
「です代がぁ！？！？え、言い寄られたりキスされたりとかしてないの！？！？」
「してないよー！！！」


ぶんぶんと首を振りながら否定する鈴音は内心
「キスは天才としかしてないし…」と呟いた。


「えぇー、そんなに違うんだパラレルワールド…ねぇ！！元の世界へ戻れるまでそっちの世界のこと教えてよー！どんな違いがあるのか知りたい！」
「お！それは私達も気になる！」
「じゃあそうしよっかー」


ここで、一同は時間が来るまで
パラレルワールドと元の世界との違いを喋りながら待つことにした。