矢は1人でに動き出し、世直しマンの方へと飛んでゆく。


「おおっ、矢が世直しマンの方に！！！」
「ふん、」


しかし世直しマンは簡単に避けて見せた
だが矢はめげずにまた動き出してUターンをして世直しマンの方へと飛び始める。
これにはさすがに世直しマンも驚いてまた避けた
避けても避けても追いかけ回す努力の矢‥


「さすが努力の矢！かわしてもかわしても向かってく！！」
「ならば矢をへし折るまでだ！！！」


業を煮やした世直しマンが拳を振り下ろす
それを見た三本柱マンはニヤリと笑った
計算通り、とでもいうように。
拳で矢をへし折った世直しマン‥矢は割れると中から赤い液体が出て世直しマンの
足を固めて止めてしまった。


「なるほど…あの矢は元々あの接着剤で相手の動きを止めるものだったんだ。当たれば当然血の汗が割れる…避けられてもしつこく追い回し、打ち落とせばああなる。防ぎようのない…まさに根性と努力の矢だ」


天才マンの説明と解説に一同は納得し
次の矢の変化に固唾を飲む。


「あっ、また矢が三本柱マンJrの元に戻ったよまた使うんだろうね」
「あの矢は三本の柱からできた矢だ、3つの役割をするに違いない『友情の矢』から『努力の矢』に変化したのだ」
「ということは次に変化するのは‥！！」


ギリギリ、と弓を引く三本柱マンJr
その矢の先は「V」の字、もとい勝利マンの眉毛の形であった。



「「勝利の矢！！！」」
「勝利マンの眉毛の形だ！！」
「つまり、勝つためのトドメの矢‥！！」


動けぬ世直しマンの心臓に向けて引かれる弓矢。
この独裁を、悪の世界を終わらさんと見据えた三本柱マンJr
この弓矢で‥決着が着くに違いない、一同はそう確信した。


「‥‥‥さらば夏の日」


「「三本柱マンJrが喋った！！？？」」



ぼそり、と今まで無口だった三本柱マンJrが口を開き‥矢が世直しマンの心臓むけて放たれた。
この戦いは終わるのか！？それとも‥！？