「天才マン！！」


天才マンに勝利マンが嬉々とした声で呼びかけた、
振り向く天才マン。


「お前との勝負はまだついてねー！この通り俺はピンピンしてる俺はお前に必ず勝つ！」
「ふっ、この天才に勝てるかな？」
「しかし今はお前よりも先に勝たなくては行けないやつがいる…」
「あぁ‥」
「世直しマンをさっさと倒してゆっくりもう一度勝負を楽しもうぜ」
「ふっ、そうするとするか！！」


こうして揃った7人のヒーローたち、
7人勢揃いになり頼もしくなり流石に七人のヒーローが揃うとかっこよくなった
高らかに世直しマンに向け叫ぶ勝利マン。


「よーしこれでこっちは7人だ！！この七人の侍に勝てるかぁ！？」


続々と増えるヒーローにしつこさを感じてイライラとした様子で世直しマンは返した。


「しつけぇぞお前らいい加減にしろ！！六人も七人も同じだ！！勝つのは私だ！！」
「いいや勝つのはこっちだ！！どんな手を使っても勝つ！！いいかみんなこいつは1人ずつの心しか読めん！7人いっぺんに飛びかかれ！！」
「おーっ！！その手があったか！！」
「さすが勝利マン頭いい！！そしたら大丈夫って訳だね！！」
「よーしやっちゃえー！！」


その勝利マンの掛け声とともに一斉に飛びかかったヒーロー達…
しかし、次の瞬間ヒーロー達は皆世直しマンによってやられて地面に突っ伏していたのだ…！
痛みに耐えながらも顔を上げる…


「くっ‥！」
「くそっ…！」
「つ、つえー‥！」


しかしそんな中で平然と立っている人物が2人。
スーパースターマンと鈴音だった



「あ、あれ？私やられてないや」
「あっ私も…ひ〜ッ助かっ…いやいや！！はははは！！私は実力で避けたのさ！！」
「馬鹿めお前ら3人は相手にしていないのだ」
「なんだとこら！！…あれ？なんだこれいつの間にか私の手に…」
「なになに読心マシーン…これをみにつけるだけで心が読めます？」


世直しマンに怒鳴ったスーパースターマンは、その時自分が右手に何かを握っていたことに気がついた。



「けっ！！そ、それは！！しまった懐から！！」


ハート型の小さな機械、それを見た世直しマンは慌てた様子で懐を探し出した。


「でかしたぞスーパースターマン！！お前は人と接触すると物をする癖がある！！ここで役に立つとは！！」
「あん？何言っちゃってんのー！私はこれを奪うつもりで飛びかかったのさー！！」
「………ま、まぁいい！！お前のそのスリ能力が役に立ったのは確かだからな…」