ヒーロー伝説!天才マンの悲劇!の巻
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スーツの中から現れた美青年…彼は
マントをたなびかせこう告げた。
「私の名は天才マン、天才だから私には努力もラッキーも、友情も必要ない!そしてあっさり勝利し、いやでも目立ってしまうスーパースターだ」
「や、野郎!!我々レギュラーに対するあてつけだなー!?」
「そう天才だから誰がレギュラーかも分かってしまった…」
「そして私は天才だから…」
目を細めて憂いのある表情を浮かべて
前髪からキラキラと光る光を出す…
すると、天才マンが脱いだ指レンジャースーツが星の砂になって消えていった。
その優雅な技に思わず観客達はうっとりだ。
「ほぁ〜…!綺麗…!」
「コララッキーマン!見とれてる場合か!」
「あっ!そーだった!」
「しかし指レンジャースーツを星の砂にするなんて…なんて優雅なんだ!私もあの能力欲しい!!」
スーパースターマンが歯ぎしりをして
羨ましがった。
「だからこういうすごい能力もなんの苦労もせず生まれつき持っている、も一つおまけに…カッ!!!」
今度は天才マンの額から鋭く眩しい光が発射される…と、会場にあったスクリーンが一瞬にして消えた。
「こういうすごい光線の出し方もなんの苦労もせずにわかってしまった…ふっ…我ながら怖いぜ自分の天才ぶりが」
「す、すげえ…あんな光線やっぱ天才じゃなきゃ出せねーよなあ…あの能力…欲しい!!」
「(す、スゴすぎるよ…!!こんな凄い人と…私、戦うの?少し自信がぁ…)」
その天才ぶりに鈴音は顔色を青くさせて俯いた。
その表情は不安そうだ…
「 何の苦労もせず全てを知り、全ての知り全てを知っている!…それが天才マンだーっ!!」
その言葉にかっ!!!と目を見開かせて
眠り、体力を回復させていた勝利マンが目を覚まし叫んだ。
「天才マンだとーーーっ!?!?」
「ひゃああぁ!?びっくりした!!あ!知ってるの?勝利マン!」
肩を跳ねさせ飛び上がって驚いたが、
向き直り勝利マンに聞いた。
「ああ!ヒーロー協会に伝わる伝説のヒーロー…それが天才マンだ」
「伝説のヒーロー!?」
「全宇宙で50億年に一度、生まれるか生まれないかという天才…ヒーロー協会において全成績ダントツトップ、ヒーロー認定証獲得第一号、しかも最短時間で獲得…その成績はこの俺でさえ超える事は出来なかった…」
「勝利マンでも!?」
「ああ…そしてヒーローとしても、もちろん無敵!敵を倒すための平均所要時間は0.3秒だ…300年前に突然姿を消した伝説のヒーロー…俺が常に自分の心のライバルにしてきたヒーローだ」
「いや、突然姿を消した訳では無い…!」
「えっ、会長…!?」
会長が苦々しい顔をしながら前に出た。
天才マンはそんな会長を睨みつけながらもふっと笑う。
「久しぶりだな、会長さんよ!」
「「!!」」
「な、なぜだなぜよっちゃんなんかの手下に…!」
「手下だと?馬鹿を言え、よっちゃんと私は同志だ!同じ志を持つ者として手を組んだのだ!!同じ人物に恨みを持つ者としてな!!!」
「忘れたとは言わせないぜあんたがこの天才にした事を!!!」
殺気の籠った緑色の瞳。
その瞳に会長はビクリと肩を跳ねさせ後ずさる…
「会長…天才マンと、何があったの…!?」
「私が話そうラッキーマン、あれは300年前……」
本人がぽつり、ぽつりと語り始めた…
記憶を昔に飛ばし語られる過去…
あの日を天才マンは忘れない。
___________________
「天才マン殿あなたはルックス抜群で優秀全てにおいて素晴らしいのでヒーロー協会ヒーロー認定ナンバー001番の名誉と共にこのヒーロー認定証を授与する」
「ありがとうございます!」
天才マンは、300年前1番目に認定証を手にできたのだ
皆に拍手をされ称賛されながら手にした認定証はどの宝石よりも輝いて見え天才マンの胸は高鳴り踊った。
「(やったぜ…!ヒーロー協会1期生の中でも私がダントツの速さでこの認定証をてにした!!やはり私は超エリート生まれながらの天才!!怖いぜ、自分の才能が…!)」
自然に表情は緩み笑みが浮かぶ。
「あんまり嬉しいから裏に日付けと野獣を書いておこう!」
天才のやることは分からない。
あの漫画を知っているのだろうか?
真実は分からない…
しかしそんな授与式に暗雲がたちこめた、
スピーカーから流れた事件のアナウンス
『プール星に半魚人出現、プール星の人を食べようとしている!!』
「なにーっ!?行ってくれるか!?天才マン!!」
「はいっ!!」
張り切って返事を返して目にも止まらぬ速さで飛んで向かった初仕事。
天才マンは当然ながらあっという間に倒した、だが…
「さすが天才あっさり勝利!!所要時間わずか0、2秒!!!」
プール星の人の拍手に包まれ水から上がった。
「よしっ、帰って早く会長に手柄を報告しよう!驚くだろうな会長!!えーっ!?もう倒してきちゃったのー!?なんて……!?」
そう呟きながらプールの隅の方を見た天才マンは…気づいてしまった。
濡れてしまうからと置いた認定証が無くなっていることに!!
「あ…あれっ!?認定証がない!!確かここに!!」
「あーっ、それならさっき変な奴が『ラッキー、これで私もヒーローだ』って言って拾って持ってっちゃったよ」
「ぬ…盗まれた……!?」
頭に岩でも落とされたかという衝撃とショック。
貰ったばかりだったというのに…
これからヒーロー活動が始まるのだと…思っていたのに、なのに…!
マントをたなびかせこう告げた。
「私の名は天才マン、天才だから私には努力もラッキーも、友情も必要ない!そしてあっさり勝利し、いやでも目立ってしまうスーパースターだ」
「や、野郎!!我々レギュラーに対するあてつけだなー!?」
「そう天才だから誰がレギュラーかも分かってしまった…」
「そして私は天才だから…」
目を細めて憂いのある表情を浮かべて
前髪からキラキラと光る光を出す…
すると、天才マンが脱いだ指レンジャースーツが星の砂になって消えていった。
その優雅な技に思わず観客達はうっとりだ。
「ほぁ〜…!綺麗…!」
「コララッキーマン!見とれてる場合か!」
「あっ!そーだった!」
「しかし指レンジャースーツを星の砂にするなんて…なんて優雅なんだ!私もあの能力欲しい!!」
スーパースターマンが歯ぎしりをして
羨ましがった。
「だからこういうすごい能力もなんの苦労もせず生まれつき持っている、も一つおまけに…カッ!!!」
今度は天才マンの額から鋭く眩しい光が発射される…と、会場にあったスクリーンが一瞬にして消えた。
「こういうすごい光線の出し方もなんの苦労もせずにわかってしまった…ふっ…我ながら怖いぜ自分の天才ぶりが」
「す、すげえ…あんな光線やっぱ天才じゃなきゃ出せねーよなあ…あの能力…欲しい!!」
「(す、スゴすぎるよ…!!こんな凄い人と…私、戦うの?少し自信がぁ…)」
その天才ぶりに鈴音は顔色を青くさせて俯いた。
その表情は不安そうだ…
「 何の苦労もせず全てを知り、全ての知り全てを知っている!…それが天才マンだーっ!!」
その言葉にかっ!!!と目を見開かせて
眠り、体力を回復させていた勝利マンが目を覚まし叫んだ。
「天才マンだとーーーっ!?!?」
「ひゃああぁ!?びっくりした!!あ!知ってるの?勝利マン!」
肩を跳ねさせ飛び上がって驚いたが、
向き直り勝利マンに聞いた。
「ああ!ヒーロー協会に伝わる伝説のヒーロー…それが天才マンだ」
「伝説のヒーロー!?」
「全宇宙で50億年に一度、生まれるか生まれないかという天才…ヒーロー協会において全成績ダントツトップ、ヒーロー認定証獲得第一号、しかも最短時間で獲得…その成績はこの俺でさえ超える事は出来なかった…」
「勝利マンでも!?」
「ああ…そしてヒーローとしても、もちろん無敵!敵を倒すための平均所要時間は0.3秒だ…300年前に突然姿を消した伝説のヒーロー…俺が常に自分の心のライバルにしてきたヒーローだ」
「いや、突然姿を消した訳では無い…!」
「えっ、会長…!?」
会長が苦々しい顔をしながら前に出た。
天才マンはそんな会長を睨みつけながらもふっと笑う。
「久しぶりだな、会長さんよ!」
「「!!」」
「な、なぜだなぜよっちゃんなんかの手下に…!」
「手下だと?馬鹿を言え、よっちゃんと私は同志だ!同じ志を持つ者として手を組んだのだ!!同じ人物に恨みを持つ者としてな!!!」
「忘れたとは言わせないぜあんたがこの天才にした事を!!!」
殺気の籠った緑色の瞳。
その瞳に会長はビクリと肩を跳ねさせ後ずさる…
「会長…天才マンと、何があったの…!?」
「私が話そうラッキーマン、あれは300年前……」
本人がぽつり、ぽつりと語り始めた…
記憶を昔に飛ばし語られる過去…
あの日を天才マンは忘れない。
___________________
「天才マン殿あなたはルックス抜群で優秀全てにおいて素晴らしいのでヒーロー協会ヒーロー認定ナンバー001番の名誉と共にこのヒーロー認定証を授与する」
「ありがとうございます!」
天才マンは、300年前1番目に認定証を手にできたのだ
皆に拍手をされ称賛されながら手にした認定証はどの宝石よりも輝いて見え天才マンの胸は高鳴り踊った。
「(やったぜ…!ヒーロー協会1期生の中でも私がダントツの速さでこの認定証をてにした!!やはり私は超エリート生まれながらの天才!!怖いぜ、自分の才能が…!)」
自然に表情は緩み笑みが浮かぶ。
「あんまり嬉しいから裏に日付けと野獣を書いておこう!」
天才のやることは分からない。
あの漫画を知っているのだろうか?
真実は分からない…
しかしそんな授与式に暗雲がたちこめた、
スピーカーから流れた事件のアナウンス
『プール星に半魚人出現、プール星の人を食べようとしている!!』
「なにーっ!?行ってくれるか!?天才マン!!」
「はいっ!!」
張り切って返事を返して目にも止まらぬ速さで飛んで向かった初仕事。
天才マンは当然ながらあっという間に倒した、だが…
「さすが天才あっさり勝利!!所要時間わずか0、2秒!!!」
プール星の人の拍手に包まれ水から上がった。
「よしっ、帰って早く会長に手柄を報告しよう!驚くだろうな会長!!えーっ!?もう倒してきちゃったのー!?なんて……!?」
そう呟きながらプールの隅の方を見た天才マンは…気づいてしまった。
濡れてしまうからと置いた認定証が無くなっていることに!!
「あ…あれっ!?認定証がない!!確かここに!!」
「あーっ、それならさっき変な奴が『ラッキー、これで私もヒーローだ』って言って拾って持ってっちゃったよ」
「ぬ…盗まれた……!?」
頭に岩でも落とされたかという衝撃とショック。
貰ったばかりだったというのに…
これからヒーロー活動が始まるのだと…思っていたのに、なのに…!