「師匠ーー!!!」
「痛てぇええええええ!!!!さすがの俺もここだけは鍛えてねぇーっ!!!」



パワーマンは痛みのあまり思わず鋼鉄マンと真千子を投げだした。
真千子は重力に従い、真っ逆さまに頭から落ちてゆく！！


「きゃーーー！！！」
「ああっ！！真千子ちゃんが！！」
「ダメだもう間に合わない！！」
「！！努力！！俺を蹴れ！！」



それを見た勝利マンは咄嗟に体制を丸くさせ、努力マンに蹴るように指示をした。
兄を蹴れとの言葉に努力マンは躊躇する仕草を見せる…



「えっ！？そ、そうか！！いざとなればお兄ちゃんも蹴っちゃうよキーーック！！！」
「いてーーーーっ！！！」


努力マンは力強く勝利マンを蹴り飛ばす、
すると勝利マンは痛みで涙を見せながらも飛んでゆきその勢いで真千子を受け止め、
壁に激突しながらも真千子を助け出した。
痛みで顔をゆがめながらもグッドサインを出して、勝利マンは笑った。


「な、ナイスシュート…」
「兄さん…」


次に努力マンは、未だに股間を抑え痛がるパワーマンを睨みつけた。
何の罪もない女の子を人質にしたパワーマンを、許してはおけない！！



「許さねぇぇぇっ！！弱い者を縦になるような…卑怯な奴は……!!」


努力マンの胸の文字が『怒力』へと変わり、膝のチリの山が爆発した。


「絶対に……絶対にゆるさねーっ!!!」


努力マンはパワーマンに飛び掛る。


「こっちだってまだ手は使え…っ!?」


パワーマンガ迎え撃とうと拳を振りおろそうとするが、努力マンはすでにパワーマンの拳を掴んでいた。
気づいた時には努力マンは目の前におり…


「努りゃ怒りゃ努りゃ怒りゃああああーっ!!!!」


再びパワーマンの足を何度も蹴りつけ、とうとう地面に倒すと再び足を振り上げ…


「怒おりゃああああっ!!!」


とどめだと言わんばかりに努力マンは思い切りパワーマンを蹴りあげ、上に浮いていた星に頭をぶち込み、パワーマンはそのまま星に頭ごと刺さって絶命してしまった