塵も積もればの巻
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今、兄弟の溝が無くなり絆が復活した
勝利、友情、努力三兄弟。
大盛り上がりの客席に対し鋼鉄マンは冷や汗をかいて呟いた。
「信じられん……俺のダイヤをも砕くこの体をあの鉄下駄で止めやがった……一体あの下駄、どんな金属で出来ているんだ…」
「教えてやろう!この下駄が何で出来ているか!!」
「な、何ぃ!?」
ごくり、と唾を飲んでその下駄の素材の答えを待つ。
「この下駄は…
豆腐でできている!しかも絹ごし!!」
「え、えーーー!!!」
努力マンのその言葉に会場やヒーローチームからも驚きの声が上がる。
何よりも声を上げたのは鋼鉄マンだ。
「う、嘘つけコノヤロー!!!豆腐がそんな硬い訳ねぇだろ!!」
「うそではない!私は150年前宇宙一の鍛冶職人…良い子が住んでる良い町星のカチカチ・カチンナ先生に弟子入りをした。カチンナ先生は金属はもちろんの事、どんなものでも硬く叩き上げてしまう達人だった。」
そんなカッチンナ先生から最後に与えられた試練
それが「豆腐を何よりも固い鉄下駄に叩きあげること」だった。
豆腐を固く叩きあげることはとても難しく何度も失敗した。
「食べ物を粗末にするな」という声にも負けずに努力しそーっとそーっと50年
叩いて鍛えることにより、ついにこの鉄下駄が出来上がったのだ…
「その血と汗と努力の結晶の鉄下駄がそんなに簡単に砕かれてたまるかー!!」
「じゃあそれって豆腐下駄だよね…」
「もったいねぇな、豆腐…」
「パワーマン!鋼鉄マン!さあ、2対2の勝負だ!!」
「ふふ、何が2対2だ!そっちは一人も同然だろ」
「そうだ。勝利マンは俺に足をやられて動く事も出来んのだぞ」
「そんなことはない…私が兄さんの足になる!!」
すっ、と努力マンはしゃがみこむと
足を負傷した勝利マンに声をかけた。
「さあ兄さん、私の背中に」
「ああ…」
勝利マンはボロボロの足を引きずって努力マンの背中におぶさる。
長い間ずっと守ってきた弟の背中は広くたくましく成長したヒーローの背中になっていた。
努力…いつの間にかお前の背中は…こんなにも大きくなっていたんだな。
「大丈夫かなぁ、2人とも…」
鈴音が心配をしている間にも、
努力マンは助走を付けると、勝利マンを背負い勢いよくパワーマンに立ち向かっていた。
「行くぜーーーー!!!ビクトリーパーンチ!!!!」
勝利マンのパンチはパワーマンの右頬に直撃したが大したダメージにはなっていないようだった。
むしろそれに腹を立てたパワーマンは鋼鉄マンを努力マン目掛けて振り下ろした。
「あっ!!危ない!!」
ガキーーン!!!
努力マンの足に直撃するかと思われた鋼鉄マンは、努力マンの鉄下駄により防がれた。
努力マンが鋼鉄マンの攻撃を防ぎ勝利マンがパワーマンに攻撃を与えていく。
白熱とした試合が繰り広げていたが、勝利マンと努力マンの攻防に埒が明かないと判断したパワーマンが動いた。
「ふふ、なかなかやるじゃねーか!面白くなってきたぜ!!鋼鉄マン槍だ!槍になれ!!」
「ああ俺も今そうしようと思っていところだ!!!」
鋼鉄マンはトゲの着いた棍棒型から細長く鋭利な槍へと変化した。
パワーマンが槍を勢いよく投げ、努力マンが
下駄で防ごうと足を出した…だが槍は鉄下駄を貫き、努力マンの足にかすり傷を残し引き抜かれてしまった。
「私の下駄が…!?」
「ああ、努力マンの下駄が!」
「だって元は豆腐だもん」
「勝負あったなその下駄で防御できなければどうにもなるまい、今度は2人とも串刺しにしてやる!!」
再びパワーマンが槍をかまえ、辺りに一触即発の雰囲気が流れる。
「死ねーーー!!!」
勢いよく振り下ろされた槍を、努力マンは下駄で受け止めに入る。
やられると鈴音たちが目を瞑る、が
その心配は要らなかった。
なぜなら努力マンは槍を両方の下駄で挟む形で防いだからだ。
「あっ!すごーい下駄で挟んだ!」
挟んだ槍を手から奪い取ると、勢いよく返す。
パワーマンは刺さる直前で手で受け止めた。
「ふふ気に入ったぜ努力マン…それでこそこちらもやる気が出るというものだ、勝利マンを背負ったその体制でそこまでやるとはな!もし背負っていなければ俺と同等に戦えたかもしれないのに」
「同等だと?ふざけるな!!お前と私では格が違う!!!」
戦いはまだ、続いてゆく…
勝利、友情、努力三兄弟。
大盛り上がりの客席に対し鋼鉄マンは冷や汗をかいて呟いた。
「信じられん……俺のダイヤをも砕くこの体をあの鉄下駄で止めやがった……一体あの下駄、どんな金属で出来ているんだ…」
「教えてやろう!この下駄が何で出来ているか!!」
「な、何ぃ!?」
ごくり、と唾を飲んでその下駄の素材の答えを待つ。
「この下駄は…
豆腐でできている!しかも絹ごし!!」
「え、えーーー!!!」
努力マンのその言葉に会場やヒーローチームからも驚きの声が上がる。
何よりも声を上げたのは鋼鉄マンだ。
「う、嘘つけコノヤロー!!!豆腐がそんな硬い訳ねぇだろ!!」
「うそではない!私は150年前宇宙一の鍛冶職人…良い子が住んでる良い町星のカチカチ・カチンナ先生に弟子入りをした。カチンナ先生は金属はもちろんの事、どんなものでも硬く叩き上げてしまう達人だった。」
そんなカッチンナ先生から最後に与えられた試練
それが「豆腐を何よりも固い鉄下駄に叩きあげること」だった。
豆腐を固く叩きあげることはとても難しく何度も失敗した。
「食べ物を粗末にするな」という声にも負けずに努力しそーっとそーっと50年
叩いて鍛えることにより、ついにこの鉄下駄が出来上がったのだ…
「その血と汗と努力の結晶の鉄下駄がそんなに簡単に砕かれてたまるかー!!」
「じゃあそれって豆腐下駄だよね…」
「もったいねぇな、豆腐…」
「パワーマン!鋼鉄マン!さあ、2対2の勝負だ!!」
「ふふ、何が2対2だ!そっちは一人も同然だろ」
「そうだ。勝利マンは俺に足をやられて動く事も出来んのだぞ」
「そんなことはない…私が兄さんの足になる!!」
すっ、と努力マンはしゃがみこむと
足を負傷した勝利マンに声をかけた。
「さあ兄さん、私の背中に」
「ああ…」
勝利マンはボロボロの足を引きずって努力マンの背中におぶさる。
長い間ずっと守ってきた弟の背中は広くたくましく成長したヒーローの背中になっていた。
努力…いつの間にかお前の背中は…こんなにも大きくなっていたんだな。
「大丈夫かなぁ、2人とも…」
鈴音が心配をしている間にも、
努力マンは助走を付けると、勝利マンを背負い勢いよくパワーマンに立ち向かっていた。
「行くぜーーーー!!!ビクトリーパーンチ!!!!」
勝利マンのパンチはパワーマンの右頬に直撃したが大したダメージにはなっていないようだった。
むしろそれに腹を立てたパワーマンは鋼鉄マンを努力マン目掛けて振り下ろした。
「あっ!!危ない!!」
ガキーーン!!!
努力マンの足に直撃するかと思われた鋼鉄マンは、努力マンの鉄下駄により防がれた。
努力マンが鋼鉄マンの攻撃を防ぎ勝利マンがパワーマンに攻撃を与えていく。
白熱とした試合が繰り広げていたが、勝利マンと努力マンの攻防に埒が明かないと判断したパワーマンが動いた。
「ふふ、なかなかやるじゃねーか!面白くなってきたぜ!!鋼鉄マン槍だ!槍になれ!!」
「ああ俺も今そうしようと思っていところだ!!!」
鋼鉄マンはトゲの着いた棍棒型から細長く鋭利な槍へと変化した。
パワーマンが槍を勢いよく投げ、努力マンが
下駄で防ごうと足を出した…だが槍は鉄下駄を貫き、努力マンの足にかすり傷を残し引き抜かれてしまった。
「私の下駄が…!?」
「ああ、努力マンの下駄が!」
「だって元は豆腐だもん」
「勝負あったなその下駄で防御できなければどうにもなるまい、今度は2人とも串刺しにしてやる!!」
再びパワーマンが槍をかまえ、辺りに一触即発の雰囲気が流れる。
「死ねーーー!!!」
勢いよく振り下ろされた槍を、努力マンは下駄で受け止めに入る。
やられると鈴音たちが目を瞑る、が
その心配は要らなかった。
なぜなら努力マンは槍を両方の下駄で挟む形で防いだからだ。
「あっ!すごーい下駄で挟んだ!」
挟んだ槍を手から奪い取ると、勢いよく返す。
パワーマンは刺さる直前で手で受け止めた。
「ふふ気に入ったぜ努力マン…それでこそこちらもやる気が出るというものだ、勝利マンを背負ったその体制でそこまでやるとはな!もし背負っていなければ俺と同等に戦えたかもしれないのに」
「同等だと?ふざけるな!!お前と私では格が違う!!!」
戦いはまだ、続いてゆく…