兄弟の絆復活!の巻
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「兄さんは、母さんの遺言を守ってるんだ。だからお前を戦わすわけにはいかんのだ。いや、兄さん自身…子どもの頃お前を一番可愛がっていたから、常に身を危険にさらすヒーローにしたくなかったに違いない!」
「じゃ、じゃあヒーロートーナメントの時に私にこれを握らせたのは…」
震える手で凶器の栓抜きを取り出して見せた。
「もちろんお前をヒーローにさせないためだ!!あの時お前はすでに準決勝で勝ち、3位以内に入り…ヒーローになる権利を得ていた。そのヒーローの権利をはく奪するにはもはやその手しかなかったのだっ!!」
ヒーローにしないで欲しい、それが母の遺言だった
しかし努力はヒーローになる事を夢見て、もうすぐそこにヒーローへの扉があった…
どんなに悩み、躊躇っただろう
しかし努力が危ない目に遭わないのなら
努力の為ならばと恨まれる選択をした‥
「す…すべて私の命を心配したうえでのことだったというのかっ…!?」
兄の本当の思いに努力マンは膝から崩れ落ちた。
「そう…しかし、お前はいつの間にかヒーローになってしまっていた!だから兄さんはここでお前が父さんの二の舞になるのだけは避けたいのだ!!母さんのために、自分のために、そして何よりもお前のために!!」
「(兄さん…そうだったのか、兄さん…)」
『兄ちゃん!兄ちゃんはすげーや!』
『お前は戦わなくていいんだぞ努力。俺が守ってやるからな!』
「(兄さんはやっぱり、強かった。
力じゃなくて……精神的な面も、私は兄さん達の想いも何も知らないでつまらない事にこだわっていたんだね…。)」
目閉じ、昔のことを思い出せばその言葉の重さと意味、そして自分を守るためであったということが分かる。
あの暴言も、今では自分を守るための言葉だったのだとわかった。
「ふえ〜ん!!いい話や〜っ!!」
「うっ、うっ…努力を守るために…」
スーパースターマンと鈴音は話を聞き涙を流していた。
その時、パワーマンが勝利マンを葬ろうと鋼鉄マンを振り下ろしトドメに入ろうとしていた。
「とどめだーっ、勝利マン!!」
「兄さん!!!」
「死ねぇーーーっ!!」
勝利マンの頭に鋼鉄マンが振り下ろされ、その攻撃が頭に‥と、 その瞬間、弾丸のように努力マンが飛び出して行くと鉄下駄で攻撃を受け止めた。
「ば…バカな…俺のパワーを鉄下駄で……何て奴だ」
努力マンが出てきたことにより勝利マンが目を釣りあげ睨みあげ、努力マンに向かい叫んだ。
「余計な事をするな努力!!!お前の出番はない、俺が戦うんだ!!!」
努力マンはゆっくりと兄の方を振り向いた。
「もういいんだ…兄さん。私はいつも兄さん背中を見ていた…しかし、今度は…
私が兄さんを守る番だ!!!」
努力マンの言葉に、勝利マンは友情マンの方を見た。
友情マンは勝利マンを見据えてゆっくりと頷き、勝利マンは友情マンが話したことを察した。
「兄さん!私はもう兄さんに守ってもらわなくても大丈夫なくらい強くなったんだ、見ていてくれ…」
「………」
「頼む私と変わってくれ…」
「だ、ダメだ…それは出来ん」
勝利マンは頑なに首を振らない。
努力マンは肩を掴み叫ぶ。
「な、何故だ!!」
「お…俺は母さんと約束した!お前を父さんのような目には合わせないと…お…俺は…俺は…!」
―――針千本飲むのが怖いんだ!!―――
勝利マンが涙ながらに告白したその言葉に
会場の時間が止まった。
ヒーローチームはずっこけ、待機している親指グンジョーは口をぽかんと開け目を点にしていた。
「はり、せんぼん?」
「それが一番の理由だったの…!?」
「に…兄さん……『針千本のーます』っていうのは物のたとえで……本当に飲まなくてもいいんだよ」
「へ?」
告げられた真実に勝利マンの涙も引っ込み、友情マンに視線を向けた。
「そうなの?」
友情マンは思わず顔を手で覆って俯いた。
「…そうだったのか!!そうと分かりゃこっちのもんだ!!よーし努力!!戦ってもいいぞ!!」
「兄さん!」
「しかしここで俺がお前に変わったら俺はあいつらに負けた事になる…それは嫌だ。だから二人で戦おう!そして勝ーーつ!!!いいな審判!!!」
「ま、まあ向こうも二人だから…」
勝利マンは努力マンの肩を借り立ち上がり、パワーマンと鋼鉄マンを睨みつける。
「いくぜーー!!パワーマン、鋼鉄マン!兄弟パワーを見せてやる!!」
「よーし、やろう兄さん!!」
「針千本飲まなくて済むと分かった途端、1人じゃ勝てっこないから二人で勝つことにした……やっぱり勝てばいいんだあの人は」
「でもでも、兄弟が和解してよかったじゃん!良かったね!」
「うんうん」
今、長年溝ができていた兄弟関係が修復され、ここに絆が戻った!!
「じゃ、じゃあヒーロートーナメントの時に私にこれを握らせたのは…」
震える手で凶器の栓抜きを取り出して見せた。
「もちろんお前をヒーローにさせないためだ!!あの時お前はすでに準決勝で勝ち、3位以内に入り…ヒーローになる権利を得ていた。そのヒーローの権利をはく奪するにはもはやその手しかなかったのだっ!!」
ヒーローにしないで欲しい、それが母の遺言だった
しかし努力はヒーローになる事を夢見て、もうすぐそこにヒーローへの扉があった…
どんなに悩み、躊躇っただろう
しかし努力が危ない目に遭わないのなら
努力の為ならばと恨まれる選択をした‥
「す…すべて私の命を心配したうえでのことだったというのかっ…!?」
兄の本当の思いに努力マンは膝から崩れ落ちた。
「そう…しかし、お前はいつの間にかヒーローになってしまっていた!だから兄さんはここでお前が父さんの二の舞になるのだけは避けたいのだ!!母さんのために、自分のために、そして何よりもお前のために!!」
「(兄さん…そうだったのか、兄さん…)」
『兄ちゃん!兄ちゃんはすげーや!』
『お前は戦わなくていいんだぞ努力。俺が守ってやるからな!』
「(兄さんはやっぱり、強かった。
力じゃなくて……精神的な面も、私は兄さん達の想いも何も知らないでつまらない事にこだわっていたんだね…。)」
目閉じ、昔のことを思い出せばその言葉の重さと意味、そして自分を守るためであったということが分かる。
あの暴言も、今では自分を守るための言葉だったのだとわかった。
「ふえ〜ん!!いい話や〜っ!!」
「うっ、うっ…努力を守るために…」
スーパースターマンと鈴音は話を聞き涙を流していた。
その時、パワーマンが勝利マンを葬ろうと鋼鉄マンを振り下ろしトドメに入ろうとしていた。
「とどめだーっ、勝利マン!!」
「兄さん!!!」
「死ねぇーーーっ!!」
勝利マンの頭に鋼鉄マンが振り下ろされ、その攻撃が頭に‥と、 その瞬間、弾丸のように努力マンが飛び出して行くと鉄下駄で攻撃を受け止めた。
「ば…バカな…俺のパワーを鉄下駄で……何て奴だ」
努力マンが出てきたことにより勝利マンが目を釣りあげ睨みあげ、努力マンに向かい叫んだ。
「余計な事をするな努力!!!お前の出番はない、俺が戦うんだ!!!」
努力マンはゆっくりと兄の方を振り向いた。
「もういいんだ…兄さん。私はいつも兄さん背中を見ていた…しかし、今度は…
私が兄さんを守る番だ!!!」
努力マンの言葉に、勝利マンは友情マンの方を見た。
友情マンは勝利マンを見据えてゆっくりと頷き、勝利マンは友情マンが話したことを察した。
「兄さん!私はもう兄さんに守ってもらわなくても大丈夫なくらい強くなったんだ、見ていてくれ…」
「………」
「頼む私と変わってくれ…」
「だ、ダメだ…それは出来ん」
勝利マンは頑なに首を振らない。
努力マンは肩を掴み叫ぶ。
「な、何故だ!!」
「お…俺は母さんと約束した!お前を父さんのような目には合わせないと…お…俺は…俺は…!」
―――針千本飲むのが怖いんだ!!―――
勝利マンが涙ながらに告白したその言葉に
会場の時間が止まった。
ヒーローチームはずっこけ、待機している親指グンジョーは口をぽかんと開け目を点にしていた。
「はり、せんぼん?」
「それが一番の理由だったの…!?」
「に…兄さん……『針千本のーます』っていうのは物のたとえで……本当に飲まなくてもいいんだよ」
「へ?」
告げられた真実に勝利マンの涙も引っ込み、友情マンに視線を向けた。
「そうなの?」
友情マンは思わず顔を手で覆って俯いた。
「…そうだったのか!!そうと分かりゃこっちのもんだ!!よーし努力!!戦ってもいいぞ!!」
「兄さん!」
「しかしここで俺がお前に変わったら俺はあいつらに負けた事になる…それは嫌だ。だから二人で戦おう!そして勝ーーつ!!!いいな審判!!!」
「ま、まあ向こうも二人だから…」
勝利マンは努力マンの肩を借り立ち上がり、パワーマンと鋼鉄マンを睨みつける。
「いくぜーー!!パワーマン、鋼鉄マン!兄弟パワーを見せてやる!!」
「よーし、やろう兄さん!!」
「針千本飲まなくて済むと分かった途端、1人じゃ勝てっこないから二人で勝つことにした……やっぱり勝てばいいんだあの人は」
「でもでも、兄弟が和解してよかったじゃん!良かったね!」
「うんうん」
今、長年溝ができていた兄弟関係が修復され、ここに絆が戻った!!