鈴音は間一髪、それを避けた。

｢あっっぶなー！！あっっぶなー！！うわ、たすかったー。｣

｢あんたってホントついてないわね。｣

｢まあねー、あはは・・・・｣

です代が呆れた顔をする。

すると、中からカマキリのような宇宙人がでてきた。

｢俺はキッタロカ星からきたカマキリ星人だー！人間くって、地球に住むのだー！｣

そう叫んだカマキリ星人は、両手の鎌を振り回して周りの車や電柱等を斬り倒して行く。


｢え、え、なにこれ！？やばくない！？警察けいさ・・・・あ、無理か。｣


カマキリ星人は警察の銃まで切っていた。警察まで逃げている。


｢どうしようー、どうしようー！？｣

｢どうせ食べるなら可愛い子がいいよなー！よし、この子にきーめたっと！｣

｢いやぁぁぁぁ！｣

｢え？あっ！みっちゃん！｣


見知った叫び声が聞こえ、見ると幼馴染みのみっちゃんが捕まっていた。


｢みっちゃn｢ジャンジャジャーン！｣
きゃあ！？何おじさん！？｣


突如、空から降りてきた怪しい男。
男は鈴音に話しかけた。

｢幸運の星からやってきた、実力はないがついてついてつきまくる宇宙一ラッキーな正義の味方、ラッキーマン！｣

｢？私、鈴音。ヒーローなら早くみっちゃんを助けてよー！｣



｢んー、それがアルバイトの時間が来ちゃって助けられないんだよー。｣

｢アルバイトォ？｣

｢そう！幸運の星のコンビニでアルバイトしてるんだ。｣

コンビニで働いてる元祖ラッキーマンが安易に想像できた。

｢と、言うわけでラッキー星に帰らなきゃいけないんだよー！｣

｢ええ！？それじゃ、みっちゃんは食べられちゃうの！？｣

｢鈴音ちゃん、君ラッキーマンにならないか？｣

｢ほぇ？｣

鈴音 は目を丸くする。

｢ラッキーマンになれば、実力はないがついてついてつきまくって、いいことばっかり！｣

｢みっちゃん、助けられる！？｣

｢勿論さ！｣

｢なるなる！！ラッキーマンにしてーー！｣

鈴音は元祖ラッキーマンの肩をつかんでガックンガックン揺らす。

｢ゲホ、ゲホッ、いいだろう！｣


そう言うと、元祖ラッキーマンは鈴音にらっきょづけを渡す。

｢え、らっきょづけ？｣


｢変身用らっきょづけだ！これをたべてらっきょマン、いや、ラッキーマンになりなさい！じゃ！｣

元祖ラッキーマンは、ラッキー星に帰っていった。