「まぁま〜、せーちゃんかわい？」
「ままー！あっくんは？」
「可愛いよ〜！！2人共可愛い！私と
天才の天使だよ〜！！」



フリフリの黄色のワンピースと
蝶ネクタイとサスペンダーズボンを
履いた双子に鈴音はメロメロだ
写真を撮っていると後ろから天才マンが来た



「鈴音、天城、星奈用意は出来たか……！！か、可愛い！！」
「ねー！可愛いでしょ！！あ、出来たよ！」
「ふっ、じゃあ行くか…招待状は持ったな？」
「うん」



手に持った招待状に書かれているのは

友情マン
アサシンマン

2人の名が書かれた招待状
そう、今日は2人の結婚式である



「友情マンとアサシンマンの結婚式楽しみだね！」
「そうだな…にしても、私達の結婚式での
ブーケトスが本物の物になったな」
「ねー」


準備が出来た一家は結婚式場へと
飛んで行った…式場へと着くと
そこに1人、手を振っている者がいて
天才マンが声をかけた


「あっ！！父さん！！」
「じいじ〜！」
「神才マン！来てたの！」
「あぁ、友情マンの結婚式なんだろう？
この日のために仕事を終わらせてきた」


神才マンが先に着いており、双子が
神才マンの足元へ抱きつき
孫に抱きつかれて彼も嬉しそうだ


「…さてと、行くか」
「うん！」
「「はーい！」」


…………………………………………………………………………………
中に入ると仲間たちが全員揃っており…
鈴音達が合流する



「努力マン、勝利マー……わ、努力もう泣いてる」
「師匠ぉぉぉぉぉ！！う”ぉぉぉぉん！！！」
「そうなんだよこいつ結婚式始まる前なのにもう泣いてんだよ」



これだと結婚式が始まる前に
涙が枯れるのではないか、と
勝利マンは苦笑して見せた
感動屋の努力マンらしい…



「天才マンとラッキーちゃんが結婚して
すぐに友情マンが結婚するとはなぁー…」
「俺も結婚したいー！！」
「今日はめでたい日だ、思いっきり
お祝いしてやろう！」
「おう！！」


そう話すと勝利マンはふと背中から
写真を取りだして眺め…鈴音が
その写真を覗き込んで見る。



「あっ、その写真…」
「父さんと母さんにも友情の晴れ姿
見てもらわねぇとな」
「三ちゃんも喜んでるさ」



そう、勝利マンが取り出したのは
例の家族写真…
世直しマンや会長も目を細めて微笑む
…そして結婚式は始まる