「ふふーん、ふーん…♪」


鼻歌を歌いながらも台所へ立って
料理を作る鈴音…その傍らには
お弁当箱が2つ、置かれていた
出来たウインナーや卵焼きやらを
詰め込んでおにぎりを詰め込むと
蓋を閉じてバンダナに包んだ所で…



「ん…おはよう、鈴音」
「うー…んむぅ」
「うー…？」
「おはよう天才、天城、星ちゃん！朝ごはんとお弁当出来てるよ」
「ありがとう…今日も美味しそうだな、さすが鈴音…」
「きゃ、えへへくすぐったい〜…！」
「「だーっ！」」



まだウトウトしている双子を抱っこした
天才が寝室から降りてきた。
すりすり、と頬を擦り寄せれば
擽ったげに鈴音は笑う
それを見上げる双子も、幸せそうな
両親の様子を見て嬉しそうに笑った



「まぁま、ぱぁぱ〜、おなかしゅいた〜」
「あ、そうだね！朝ごはん食べて準備してヒーロー協会行こうね」
「そうするか、んじゃあこっちおいで天城…お座りしような」
「うー」


2人を幼児用の椅子に座らせて
天才と鈴音も座ると
朝食を済ませて準備をし、
ヒーロー協会へと飛んでいった…


…………………………………………………………………………………
ヒーロー協会へつくと鈴音は
ヒーロー協会本部の扉を開いた…
のだが、


「みんなおはよー………」
「友情マン〜！ほらこっちを向いてくれ、おはようのキスをしよう？」
「だぁぁぁ！！やめんかい！！」
「あっ、アサシンマン…あ、そうか事務員になったんだっけ」



入るなり響いたのは友情マンに迫る
アサシンマンとそれを拒む友情マンの声
そう、アサシンマンは友情マンと一緒に
いたいという目的の為にヒーロー協会の
事務員となったのだった



「朝っぱらからもー！！！」
「あいつほんとに肉食だな…お、天才マン
鈴音、星奈と天城おはよーさん」
「勝利マンおはよう、アサシンマンは朝からあんなんか？」
「朝から私たちの家に来て朝食作ってくれたんですよアサシンマン！」
「えぇ！？アサシンマン…一途だね」


そう、なんとアサシンマンは朝っぱらから
三兄弟の家に押しかけて家事や料理などをしているという