「友情マン、私と結婚……」
「…………ガル」


グイッ、


「！！何をする」



友情マンに引っ付くアサシンマンを
引き剥がして間に入った一匹狼マン
そんな一匹狼マンを睨みつけるアサシンマン…



「友情マンが困ってる、ガル……」
「なんだと…？…………友情マン、私のこの想いは迷惑なのか…？」
「え？いや迷惑とかじゃなくて」
「じゃあ好きって事か！？」
「そうでも無いの！！急にそんなことを言われても困るってだけ！！好きでも嫌いでもない普通！！」


猪突猛進の勢いで迫るアサシンマンに
怒鳴る、とアサシンマンはピタりと
行動をやめ……俯いた



「……あ、えーとアサシンマン？」
「傷つけたんじゃねーの」
「え”！？」
「…………なるほどな、分かった」


そう言って顔を上げたアサシンマンは
にっ、と笑顔を見せていた



「ならば！！友情マン！お前を惚れさせればいいということだな？」
「へ？！」
「見ていろ友情マン！！お前の嫁の座は私のものだ！！その座は誰にも渡さん！！」



そう宣言するとアサシンマンは背中を向け
去ろうとした…のだが、振り返って
友情マンに駆け寄ると…



「また会おう、友情マン」



友情マンの首に腕を回し、頬にキスを
落として去っていった



「………へっ？」
「「あーーーーー！！！！」」



友情マンの頬にはアサシンマンのつけていた
薄い桃色のリップの跡が残り、その場面を
見ていた皆は顔を赤くして叫んだり
ニヤニヤとニヤついたりと思い思いの
反応を見せていた…



「…………なんでそうなる！？！？」



リップの跡を撫でて顔を真っ赤に
させて叫んだ友情マンの声が響いた…



「……また会おうってまた来る気か？あいつ」
「天才マン、アサシンマン今度はいつ来ると思う？」
「ふっ、明日だな」
「明日？」
「あーうーっ」
「うっ、だ！！」



そして次の日…天才マンの言葉が的中した



「今日よりヒーロー協会の事務員となったアサシンマンだ」
「「本当に来た！！！！」」


なんとアサシンマンは事務員として
やってきたのだった…