「ちょちょちょ！！婚約者って何！？その前に君は誰！？」



正直胸が腕に当たっていてにやけるのだが
友情マンはその女の子を引き剥がして
そう聞くとその女の子は頬をふくらませて答えた



「む、友情マン！！あんなに運命的な
出会いをしたのに……ヒントを与えてやろう、バトル星」
「バトル星？」


うーん…と悩むが中々思い出せない
友情マンにため息をつくと
その女性は自分の正体を話した



「私は……元悪役組織の殺し屋…アサシンマンだ」
「………………あぁぁ！！！」
「「アサシンマン！！」」
「兄さんたち、知ってるんですか？」


勝利マンと友情マンはぽん！！と手を叩き
スッキリしたという表情をするが
何が何だか分からないという顔の努力マンが聞いた


「アサシンマンはな、元々は悪人の宇宙人に雇われていたアサシンだったんだが…友情と戦って改心したんだ」
「へぇそうだったの？さすが友情マン！！」
「それで友情マンに惚れてここまで来たと……素敵、ロマンチック！」


きゃあきゃあとラマンちゃんと鈴音が
手を取り合い盛り上がる。



「その通り、私はあの時から決めたのだ……お前にだけに愛を注ぎお前に尽くすと！！だから友情マン、私を嫁にしろ！！」
「いやいやいや待って！？」
「結婚式はいつがいい？」
「聞いて！？」



引っ付いて結婚をせまるアサシンマンを
またまた引っぺがして友情マンは彼女の肩を掴む



「あのねアサシンマン！急に結婚なんて無理だよ私は君のことあまり知らないのに、第一……」
「私のことを一日かけて教えてやろう、それならいいか？」
「そうじゃなーくーてー！！」

「アサシンマンほんとに友情マンが好きなんだなぁ…」
「ちくしょー！！！ついにラッキーちゃんと天才マン以外のカップルが…」
「しかも友情マンに春が訪れるなんて！！あの時のブーケトスはホントだったんだ！！」
「ヒューヒュー！！可愛い嫁さんだな友情マン！！」
「うるせーっ！！」



二人の仲をからかう男のロ・マンと言った
ヒーローに怒鳴り、目の前のアサシンマンに目をやった
彼女は確かに容姿端麗で美しいが…


「（んな事急に言われても困るよ…！！）」
「…ガル」



顔を赤くしながらも困る友情マンを
見ていたのは…一匹狼マンだった