鬼才の妊娠が発覚し、神才マンは
産婦人科へいき検査を受けさせることにした
鬼才を姫抱きして、産婦人科へと急ぐ
2人は浮かれており、赤子についての将来を話し合った


「ねえあなた、赤ちゃんはどんな子だと思う？ふふ…」
「この神のお告げでは…男の子とみた」
「男の子、じゃあきっと貴方に似た賢い子ね」
「いいやきっと君に似た綺麗な子さ…………ほら、着いたよ」



飛び続けていると目当ての産婦人科が
見え、受付を済ませ詳しい検査を
受けるために鬼才だけ向かい…
神才マンは外で待つこととなった



「………どんな子なんだろう………っ、？」



ゾクリ、


その時神才マンの体に嫌な予感がよぎった
これは…”よくないお告げの予感”だ



「………もしや」



嫌な予感が頭から離れず…
気のせいだと思いたかったが
自分の予感はよく当たる…
その時、



「神才マンさーん、どうぞ」
「え、あ、はい…」



嫌に心臓が大きく高鳴る中、入ると
医者と鬼才が向かい合っていた
どうやら検査結果が分かったらしい



「…先生、結果は」
「検査の結果確かに奥さんは妊娠しています、男の子が女の子かはまだ分かりませんがね……………………ですが」
「ですが…？」


その時、鬼才の表情が不安げに曇り
神才マンは眉をしかめる…



「…奥様………鬼才さんはお体が弱い様で…」
「は、はい………」
「……酷なことを言いますが……」



言いにくげに医者は険しい顔に変わると
口を開く…






「……もしも……もしも難産なんてことになったら………奥様の体力が持つかどうか」
「「っ！！」」



それがどういうことなのかを察して
唾を飲みこみ言葉を失った
そのまま医者は言葉を続けた




「………帝王切開と言う事になれば……お腹と子宮を切り開くのでダメージは普通に産むよりも負担が高い……最悪の場合………








赤ちゃんは助かっても、奥様が助からない確率が高いです……………」




その言葉で神才マンは一気に希望から
絶望のどん底へと突き落とされた
…あんまりだ、可愛い息子がこの世に
産まれようとしているのに……
愛する妻が…………代わりに死ぬだなんて…！