「ゴッド……………クラッシャーーーーァァァァ！！！！！」
「うわぁぁ！！！降参！」
「ふっ、私の勝ちだな三本柱マン」


とある無人の星で対峙してい神才マンと三本柱マン…
だが、神才マンのゴッド・クラッシャー
を浴び、三本柱マンは降参して神才マンが勝利を得た。


「ふぅやれやれ…これで50勝50敗…決着がつかないな」
「それは君が成長した証さ、最初は私に勝てもしなかったのに…さすがは努力、友情、勝利の精神を持つ君だな」
「神の才を持つ君には負けるさ」



お互い隣に寝転び夜空を見上げながら話す
そう…最初、三本柱マンは神才マンに
叶わなかったが努力をして…300年前に
ようやく、ようやく神才マンから一度目の
勝利をもぎ取ることが出来たのだ



「私が戦うことの楽しさを…知れたのは君のおかげなんだぞ、君は最高のライバルだ」



今まで神才マンは簡単に勝ってきた
故に…戦うことはただの平和を取り戻す
ための仕事のひとつとしか思えなかったが
三本柱マンのおかげで…ライバルと戦う
ことの楽しさを…知れたのだ



「本当にありがとうな、三本柱マン」
「…………ライバル？私が、きみの？」
「あぁ、ダメかい？」
「…ダメじゃあないよ！」



神才マンの言葉に三本柱マンは
嬉しそうに表情を変えると笑顔を浮かべた
…この時、三本柱マンと神才マンの
間に”友情”が芽生えた瞬間であった



「…それでさ、神才マン…君は今まで恋をしたことはあるかい？」
「恋」


思ってもみなかった質問に神才マンは
パチクリ、と目を瞬かせて聞き返す


「無いな…恋をされた事は今まで何度もあったというかキリがないが、私自身から惚れたことは1度もないぞ」
「まぁ容姿の整った君だからなぁ……今、私には気になっている人がいるんだがどうしたらいいと思う？」
「……どう、か…ふむ、まずは行動から変えてみたらどうだ？あ、だがいきなり距離を
縮めすぎるのは良くないぞ」
「やはりそうなんだな…ありがとう神才マン！！」
「あっ、おい」



神才マンからアドバイスを貰った
三本柱マンは真っ先に飛んでいった
…ちなみにこの好きな人というのが
後の三本妻である



「………恋か」



美しくも可憐で優雅な容姿をした
神才マンは何度も数え切れぬ程に
女性に惚れられて想いを寄せられて
いたのだが自分から惚れたことは無かった


「…分からん…」