その街へ足を‥踏み入れれば
体に銃弾の後を残し死している
住民の姿が多く見えて
神才マンはその瞳をしかめてその
悪を憎んだ


「(何をしたというのだ、この住民達が！！)」


急いで街の中心へと飛んでゆくと
銃を乱射している姿の宇宙人が
見えた‥が、そこに見慣れない影が
既に対峙しているのが見えた



「、なんだ？」



胸に「三本柱」と書かれた男が
銃弾を避けつつ戦っていた
その後ろには子供を庇う母親の姿



「まさか‥正義のために戦っている者が、私以外にも？」



自分だけではなかった、正義のために
戦っているのは自分だけではなかった！

嬉しく思ったがそれよりも
彼に加勢をせねば、と急降下していく！



「終わりだ三本柱マン！！この爆弾で死ね！！」
「何っ！？」
「オラァァァァ！！！」


ぶん！！と三本柱マンに爆弾が投げられ
せめてこの親子だけでも！！と
三本柱マンが盾となったその時、





「カミノサバキ！！！」
「何っ！？ぎゃああああ！！！」



神才マンが現れ爆弾諸共その宇宙人を
カミノサバキで骨も残さず消し去り‥
三本柱マンと親子は助かった



「‥っ？き、君は？」
「私の名は神才マン、正義のために戦う者」
「し、神才マンだと！？」


三本柱マンは興奮した様子で
立ち上がり‥神才マンは目をぱちくりとさせた



「なんだ、私を知っているのか」
「知っている！！数々の数えきれない星を救う無敵の神のようなヒーロー、Hero of god！」
「よせやい、照れるぜ」


面と向かってそう言われるとさすがに照れる
鼻の下を指で擦る神才マンに三本柱マンは続けた



「まさかそんな神才マンに会えるなんて！！」
「ふっ、そういうお前も正義のために戦うヒーローだろう？名前は」

「私は三本柱マン、勝利！友情！努力を重んじるヒーローだ！」



これが神才マン最大の友
そして最大のライバル

三本柱マンとの出会いであった