「‥‥‥‥赤ちゃ、ん‥‥」



鈴音の口から話された
事実に天才マンは呆然とした
様子でその言葉を脳内で反芻させる。
そしてその告白を聞いた
周りの面々も驚いた様子をしていた



「‥‥‥ラッキーちゃんが‥‥妊娠‥‥」
「最近具合が悪そうにしていたのは」
「つわり‥！！」



天才マンは呆然としていたが
現実に帰り、天才マンは
嬉しさのあまり手が震え出した。



「‥‥赤ちゃん‥‥私と‥‥私と、鈴音、の‥‥！！」



目頭が熱くなり体に熱も集まる
天才マンはそのまま目の前の彼女をきつく抱きしめた



「わ、！」
「鈴音！！よくやった、よくやった！！私は必ずこの子と鈴音を幸せにするからな！！」
「うん、うん‥！」



背に腕を回し鈴音も天才マンに
抱きついて涙を一筋流した‥
そこで皆が部屋へ入ってきた



「妊娠おめでとう！！ラッキーちゃん！！」
「！！皆」
「パパとママになるのかそっか‥！」


鈴音は会長の方へむいた



「会長、そういう事だから‥」
「産休だろ？いいよ、元気な赤ちゃん産んでおいで！！天才マンも早めにこれからは帰ると言い、奥さんが心配だろう？」
「ありがとうございます会長」


ニコニコと笑顔で了承した会長
そして天才マンは鈴音の手を取る



「鈴音、今から産婦人科に行こう！！この目で赤ちゃんを見たいんだ」
「うん！！行こう！！」
「行ってらっしゃいー、詳しく聞かせてねー」


ヒーローたちに見守られ、天才マンと
鈴音は産婦人科へと飛んでゆく‥
そして詳しい検査を受けて‥
先生から帰ってきた言葉に、驚いた



「うん、確かに妊娠してるね‥双子の子を」
「「双子！？」」



そう、赤ちゃんは双子だと言うのだ
先生はエコー写真を見せつつ説明した



「うん、ほらこれね‥2卵生の双子だね」
「双子‥！天才、双子だって双子！！」
「そうか双子‥2人の父と母になるんだな、楽しみだ‥」
「うん！」


愛おしげに我が子がいる腹を撫でる。
産まれてくるのが楽しみだ