スーパースターマン出陣!の巻
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黙って話を聞いていた勝利マンが口を開いた。
「フン、負ければカッコ悪い、カッコよく勝って目立ちたいってわけか…勝負をなめるのもいい加減にしろ…」
「(確かになめてるかもしれない、しかしその目立ちたいという執念だけであそこまで磨いたことも確かだ…恐るべし、スーパースターマンの目立ちたいという執念!!)」
「そんな事より戦いを見なくていいのか!?」
「しまった!カッターが前に飛んだだけで驚いてその後どうなったか見てなかった!」
「そこは小説、大丈夫だ時間はたってないことになってる!」
「メタイよ!!」
急いでリングの上に目を戻すと、スーパースターカッターは本当に小指グリーンの近くまで来ていた。
しかし直撃すると思った瞬間、小指グリーンは目にも止まらぬ速さでそれをかわしてしまった。
「な、なんて身のこなしだ!!」
「やるな…真剣に見てなかったとはいえ俺でも見えなかったぜ」
「…あぁ…そんな…当たるかと思ったのに…」
「まあ、あんだけ飛ばせるようになっただけでも立派ですよ」
「そんな武器を避けるのはわけない」
それに対しスーパースターマンも笑みを浮かべた。
「それはどうかな…?」
どこからともなく大量のバラの花びらや花を取り出し、宙に投げると自分の体を回転させ始め…
「スーパースターローリング…ターンッ!!!」
またスーパースターカッターを投げた。よくは見えないが、うっすらとスーパースターマンの指糸が伸びているのが分かった。
「ああっ、よく見るとカッターとスーパースターマンの手は糸でつながっているぞ!!」
「何ーっ、戻ってきた!」
スーパースターマンが手を引くと、当然カッターも戻ってくるわけで。
皆が身を乗り出す中で、小指グリーンは余裕の笑みだった。
「へっ…同じことよ…」
またも素早い動きでカッターを華麗に避けた。
と、思っていたが…!!
ビッ!!
「な、なにぃ!?」
カッターは見事に小指グリーンの頬をかすめていったのだ!!
「「な…なにーっ!!我ら指レンジャーの中で一番動きの早いグリーンが傷を負うとは!?」」
そして小指グリーンに傷を負わせたカッターはスーパースターマンの手に帰って来た…のだが。
「いてて、ちょっと手を切っちゃった」
そう言ってカッターを手放したため…せっかくのカッコよさが台無しである。
「せっかく決まってたのに…」
「ハッ!!やっぱり痛くなーい!」
「もうおせーよアホ」
「今日のスーパースターマンはやるなあ…」
「しかし、敵に傷を負わせたのは偶然だ…小指グリーンはカッターを完全に避けられるはずだった」
「私もそう見ます」
勝利マンに同意したのは意外にも努力マンだった。
「しかしスーパースターマンの非力と素人のハチャメチャな動きと、あの無茶な体勢によってカッターが常識外れの動きをしたため避けたはずの物にかすってしまった…」
「「うむ」」
「(わかってないの私だけか…て言うか戦いのときになるとこの兄弟息ぴったりだなぁ…)」
ホントは仲いいんじゃないの、とちょっと疑う鈴音だった。
「ふふふ…思ったよりやるじゃねーか。もう少しで首が飛ぶところだったぜ」
リングの上では小指グリーンが相変わらず不敵に笑っていた。
「わざと首は切らなかった…お前の真の姿と戦うために…。足下を見ろ!!」
「なに!?」
見れば、小指グリーンは自分の描いたマルから片足が出ている事に気がついた。
「さあ!!!約束通り真の姿を見せてもらおう!!」
その言葉に小指グリーンはフッ、と笑った。
「まさかお前ごときにこの10トンのスーツを脱ぐことになるとはな……いいだろう!見るがよい、俺の真の姿を!!」
小指グリーンがスーツを脱ぎすてると、10トンもの重さがあるスーツはリングの上に穴を開けるようにしてめり込んだ。
そして中からは…ロケットのような風貌の宇宙人が現れた。
流線型でいかにも早そうな風貌だった。
「まさか小指グリーンが心の姿を表すことになるとはな」
「あのスーツを脱ぐと速さは千倍だ」
「何しろ10トンのスーツだからな…」
「おもしろくなってきたじゃねぇか…」
「(………)」
「スーパースターマン、よーく俺を見ていろ!!」
「なにっ!?」
言うなりスピードマンは一瞬スーパースターマンの前から消えて見せた。
そして戻ってくると、なんとその口にはスーパースターマンと同じくバラをくわえていたのだった。
「フフ…」
「(あっ!私の真似をしてバラをくわえてる…!い、いつのまに!)」
「た…大したことないな。お前がバラを拾ってくわえたのぐらい見えたさ…」
「フン、負ければカッコ悪い、カッコよく勝って目立ちたいってわけか…勝負をなめるのもいい加減にしろ…」
「(確かになめてるかもしれない、しかしその目立ちたいという執念だけであそこまで磨いたことも確かだ…恐るべし、スーパースターマンの目立ちたいという執念!!)」
「そんな事より戦いを見なくていいのか!?」
「しまった!カッターが前に飛んだだけで驚いてその後どうなったか見てなかった!」
「そこは小説、大丈夫だ時間はたってないことになってる!」
「メタイよ!!」
急いでリングの上に目を戻すと、スーパースターカッターは本当に小指グリーンの近くまで来ていた。
しかし直撃すると思った瞬間、小指グリーンは目にも止まらぬ速さでそれをかわしてしまった。
「な、なんて身のこなしだ!!」
「やるな…真剣に見てなかったとはいえ俺でも見えなかったぜ」
「…あぁ…そんな…当たるかと思ったのに…」
「まあ、あんだけ飛ばせるようになっただけでも立派ですよ」
「そんな武器を避けるのはわけない」
それに対しスーパースターマンも笑みを浮かべた。
「それはどうかな…?」
どこからともなく大量のバラの花びらや花を取り出し、宙に投げると自分の体を回転させ始め…
「スーパースターローリング…ターンッ!!!」
またスーパースターカッターを投げた。よくは見えないが、うっすらとスーパースターマンの指糸が伸びているのが分かった。
「ああっ、よく見るとカッターとスーパースターマンの手は糸でつながっているぞ!!」
「何ーっ、戻ってきた!」
スーパースターマンが手を引くと、当然カッターも戻ってくるわけで。
皆が身を乗り出す中で、小指グリーンは余裕の笑みだった。
「へっ…同じことよ…」
またも素早い動きでカッターを華麗に避けた。
と、思っていたが…!!
ビッ!!
「な、なにぃ!?」
カッターは見事に小指グリーンの頬をかすめていったのだ!!
「「な…なにーっ!!我ら指レンジャーの中で一番動きの早いグリーンが傷を負うとは!?」」
そして小指グリーンに傷を負わせたカッターはスーパースターマンの手に帰って来た…のだが。
「いてて、ちょっと手を切っちゃった」
そう言ってカッターを手放したため…せっかくのカッコよさが台無しである。
「せっかく決まってたのに…」
「ハッ!!やっぱり痛くなーい!」
「もうおせーよアホ」
「今日のスーパースターマンはやるなあ…」
「しかし、敵に傷を負わせたのは偶然だ…小指グリーンはカッターを完全に避けられるはずだった」
「私もそう見ます」
勝利マンに同意したのは意外にも努力マンだった。
「しかしスーパースターマンの非力と素人のハチャメチャな動きと、あの無茶な体勢によってカッターが常識外れの動きをしたため避けたはずの物にかすってしまった…」
「「うむ」」
「(わかってないの私だけか…て言うか戦いのときになるとこの兄弟息ぴったりだなぁ…)」
ホントは仲いいんじゃないの、とちょっと疑う鈴音だった。
「ふふふ…思ったよりやるじゃねーか。もう少しで首が飛ぶところだったぜ」
リングの上では小指グリーンが相変わらず不敵に笑っていた。
「わざと首は切らなかった…お前の真の姿と戦うために…。足下を見ろ!!」
「なに!?」
見れば、小指グリーンは自分の描いたマルから片足が出ている事に気がついた。
「さあ!!!約束通り真の姿を見せてもらおう!!」
その言葉に小指グリーンはフッ、と笑った。
「まさかお前ごときにこの10トンのスーツを脱ぐことになるとはな……いいだろう!見るがよい、俺の真の姿を!!」
小指グリーンがスーツを脱ぎすてると、10トンもの重さがあるスーツはリングの上に穴を開けるようにしてめり込んだ。
そして中からは…ロケットのような風貌の宇宙人が現れた。
流線型でいかにも早そうな風貌だった。
「まさか小指グリーンが心の姿を表すことになるとはな」
「あのスーツを脱ぐと速さは千倍だ」
「何しろ10トンのスーツだからな…」
「おもしろくなってきたじゃねぇか…」
「(………)」
「スーパースターマン、よーく俺を見ていろ!!」
「なにっ!?」
言うなりスピードマンは一瞬スーパースターマンの前から消えて見せた。
そして戻ってくると、なんとその口にはスーパースターマンと同じくバラをくわえていたのだった。
「フフ…」
「(あっ!私の真似をしてバラをくわえてる…!い、いつのまに!)」
「た…大したことないな。お前がバラを拾ってくわえたのぐらい見えたさ…」