そして約束の時間がやってきて‥
遠くでパシリが双眼鏡を覗きながら
様子を見ていると天才マンが
鈴音を連れてやってきたので叫んだ。


「おーーーい！！ラッキーちゃんと兄貴来たぞ！！散れーー！！！」
「「おーーーー！！！！」」



ばっ！！と散り作戦へはいる‥鈴音と天才マンが遊園地へはいる



「ここに来るの久しぶりだねー‥！！」
「(なんかドキドキするな！！)」
「(あ、おいあんまり騒いだら‥)」
「あれ？」
「「！！」」


そこで鈴音が違和感を感じて
振り向いたのでパシリ達はビクリと
体を跳ねさせた。



「今誰かいた？」
「気、のせいでは無いのか？」
「‥そっかぁー」


気のせいですんでほっ、とするが
すぐにわいのわいのとさわぎだした



「あまり騒ぐんじゃねーよバレるだろ！」
「だってよー！！」



そんないざこざもあったが
作戦は順序よく進み‥
そして観覧車の前へと来た


「…………私は、君のことを愛している……だから………」

「頑張れ天才マン‥！」



ごくり、と唾を飲み込み見守る。



「だから……君の、永遠の時間を私にくれ！！
変わりに私の時間を永遠分やる！！」
「！！」

「「(おぉ！！)」」



わくわく、と心臓が大きく高鳴る



「…えと、それは……」
「………つまりは……こういう事だ」


そして指輪を取りだし‥
その言葉が、発せられた



「‥結婚しよう、鈴音」
「！！」
「「言った！！」」



遂に天才マンがプロポーズをした
ドキドキと胸を高鳴らせて
その返事を待つ‥！！


「‥うん‥っ、うん、喜んで！！」
「っ‥！」
「天才マン‥私の事、お嫁さんにしてくれる？」


天才マンはその言葉に感極まり‥
その勢いで鈴音を抱きしめた


「「(やったーーー！！！)」」


影で喜ぶヒーローたちだが
すぐに作戦のために動きだし‥
クラッカーを持ち、飛び出した



「「おめでとうーーー！！！」」



高らかに叫んでクラッカーを鳴らして
紙吹雪をその場に散らせる。
その場にいるカップルは‥輝かしい笑顔をしていた

これが、プロポーズ作戦の裏側である