地球を離れて‥ヒーロー星へうつった鈴音
今日は一生に一度の大切な日

一生に一度の幸せな日

そう今日は‥



『えー、速報です！！皆様ご存知！！ラッキーちゃんが同じヒーロー協会所属ヒーローの天才マンとの結婚を発表しました！！』
『宇宙では天才マンの結婚を嘆く声やおふたりの結婚を祝福する声も聞こえますねーはい』
『ズバーリ結婚式はおごそかに行われるでズバー！！』



今日は天才マンと鈴音の‥結婚式

テレビや新聞はこの話題で持ちきりだ
ヒーロー星で1番綺麗な教会で2人の結婚式は行われる‥
ヒーローたち以外にも‥各先々で出会った
宇宙人達も、両親もです代とみっちゃんも出席する



「‥ラッキーマンさん、出来ましたよ！」
「‥‥わぁ‥‥！」



メイクが終わり目を開けると‥
そこには、いつもと違う自分が
鏡に写って胸が高鳴った。


リボンが沢山あしらわれたウエディングドレス

月のモチーフのティアラ

長くて透き通るベール

‥そして胸には、あの時‥初めてであった時に貰ったペンダント



「夢に見たウエディングドレス‥」



いつか、心から愛する人のために
着ることを夢見たウエディングドレス
‥それが今、叶う
軽くドアがノックされて、返事をすると
ドアが開かれて‥両親とラマンちゃんや
ひしょ香ちゃん‥女性陣が入ってきた



「‥！！ラッキーちゃん綺麗‥！」
「‥‥‥鈴音‥ちゃん‥‥！綺麗、とっても綺麗よ‥！！」



花嫁姿を目にしたラマンちゃんとひしょ香ちゃん、です代とみっちゃんは目を煌めかせて‥



「‥‥鈴音‥‥！！うぅ‥！！」
「感無量‥‥うぐ、うぅ！！」
「もう、パパママったら‥泣くのは早いよ‥」


両親は涙ぐみ娘の結婚を喜び‥
鈴音も泣きそうになるがメイクが
落ちるので必死に堪えて微笑んだ‥



「鈴音ちゃん‥天才マン様と幸せになってね！」
「なんかあったら言いなさい」
「うん！」
「結婚式が待ち遠しいわね！」
「‥新郎はまだ、ですかね‥」

「天才…まだかなぁ」



ソワソワとしながら天才を待つ
もうすぐ結婚式は始まる‥
が、その前に‥