スーパースターマン出陣!の巻
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こうして順番もようやく決まり、いよいよ試合が始まろうとしていた。
「では試合を始める!両者前へ!」
『さーっ!いよいよ試合開始だーっ!指レンジャーチームの先鋒は小指グリーン!』
準備が整った両者がリングへ上がる。
敵の先鋒である小指グリーンは空中で素早く動き回った後にかっこよくリング上で決めポーズをとった。
「な…なんて身が軽く動きの速い奴だ!!」
「そしてヒーローチームはスーパースターマ……おっ、あ…あれは!?」
対するスーパースターマンはリングの上に敷かれたバラの花道の上を、薔薇の花びらが舞う中を歩きスーパースターマンは静かに登場してきた。
「あれってさ、スーパースターマンの弟と妹の内職のバラだよね…」
「……あとで回収するんでしょうね…」
「(馬鹿がカッコつけてないでとっととやられて俺にまわせ)」
はぁ、と努力マンと鈴音はため息をついた。
「さーっ、小指グリーン!!真の姿を見せてもらおう!!」
小指グリーンは不敵に笑う。
「ふっ…バカめ、お前ごときに真の姿を現す必要はない。それどころか…」
小指グリーンは飛び上がると逆さになり、リング上に自分が入れるほどの緑の丸を描いた。
「お前を倒すのはこの円の中だけで十分だ!!」
「もしお前が私をこの円から一歩でも外に出す事が出来たら私の真の姿を見せ戦ってやろう。もっとも、見る事もなくお前は死ぬがな…」
その言葉に会場は沸いた。
「おーっ、かっこいいーっ!!!」
「なんかジャンプの格闘漫画っぽくなってきたぞー!」
その歓声を聞き、ムッとした
スーパースターマンは自分の口にくわえていたバラの花びらを一枚千切ると
「ならばこっちは…このバラの花びら一枚だ」
それをハラリと落としその上に爪先立ちになった。
「この花びらの上から一歩も動かずに貴様を倒す!!!」
「バカな。あんな格好で勝てるわけない」
「相変わらず目立つことしか考えてないな…」
「ま、まあまあ…」
そんな意見をスルーして…スーパースターマンは自分の武器であるスーパースターカッターを取り出した。
「あ、スーパースターカッター。…あれって結構重いから相手まで届かないんじゃなかったっけ…」
「ましてやあの体制ではモーションがつけられないからよけい飛ばない」
「そ、そうなの?」
そう、スーパースターカッターは中々重たいのでスーパースターマンの腕力ではちょっとしか飛ばないのだ。
「いくぞ!!!」
「ふふ…」
「とあーっ!!!」
そう思っていたヒーローチームだったが…信じられない光景が起こった!
「げっ!?」
なんと…あのスーパースターカッターが飛んでいるのだ!!
「ど、どうなってんの!?ちゃんと飛んでるし…!」
「もしや…」
「えっもしやって?」
「実は、宇宙船でこっちへ来る途中……」
………………
宇宙船でヒーロー星へ向かう途中のこと――
「今日の戦いは全宇宙の運命のかかった戦いなのだ。
この危機を救ったものは永遠のヒーローとして語り継がれるだろう…」
「へぇ、そうなの……ふーん…そこで大活躍すれば大スターなんだ」
そう呟き、スーパースターマンは背を向けた。
「ああ、スターどころか全宇宙の英雄……っておい、どこへ行く?」
「いやーっ、その戦いに備えておめかしに化粧室へ!」
それから3日かたち…トレーニングルームからはスーパースターマンの声が響き渡っていた。
「うーん化粧ののりがいまいちかなーっ!!とあーっ!!うぎゃーっ、いてーっ!!!」
「あいつもう3日もトレーニング室にこもりっきりで何してんだ…おめかし
にしちゃうるせーよな…」
その時、ドアが開いて中からスーパースターマンが現れた。
「お…おぉー…努力マン…そんな、所で何してんだ…」
「お…お前…!まさか秘密特訓を…」
「何言ってんだよ…これが新しいお化粧なのだ…私はスーパースターマンだよ?特訓とか努力とか…そんな地味な事するわけないじゃないかー…かっこわりー」
スーパースターマンはよろめきながら歩いて行った。
スーパースターマンが出ていったトレーニング室を覗いた努力マンは…その部屋に驚愕した。
「こ…これは…!!?」
壁には敵の宇宙人らしい絵が描いてあり、更にその周りには刃物のようなもの…おそらくスーパースターカッターで傷を付けた後がたくさんあった。
スーパースターマンの物と思われる血も付着していた。
…………
「しかしスーパースターマンは特訓なんかしてないって言ったんだろ?
「それはあいつが練習や特訓する事がカッコ悪いことだと思っているからです。あいつは常にカッコいいところだけを人に見せたいんです…」
「確かにスーパースターマンはそういう人だよね…」
「では試合を始める!両者前へ!」
『さーっ!いよいよ試合開始だーっ!指レンジャーチームの先鋒は小指グリーン!』
準備が整った両者がリングへ上がる。
敵の先鋒である小指グリーンは空中で素早く動き回った後にかっこよくリング上で決めポーズをとった。
「な…なんて身が軽く動きの速い奴だ!!」
「そしてヒーローチームはスーパースターマ……おっ、あ…あれは!?」
対するスーパースターマンはリングの上に敷かれたバラの花道の上を、薔薇の花びらが舞う中を歩きスーパースターマンは静かに登場してきた。
「あれってさ、スーパースターマンの弟と妹の内職のバラだよね…」
「……あとで回収するんでしょうね…」
「(馬鹿がカッコつけてないでとっととやられて俺にまわせ)」
はぁ、と努力マンと鈴音はため息をついた。
「さーっ、小指グリーン!!真の姿を見せてもらおう!!」
小指グリーンは不敵に笑う。
「ふっ…バカめ、お前ごときに真の姿を現す必要はない。それどころか…」
小指グリーンは飛び上がると逆さになり、リング上に自分が入れるほどの緑の丸を描いた。
「お前を倒すのはこの円の中だけで十分だ!!」
「もしお前が私をこの円から一歩でも外に出す事が出来たら私の真の姿を見せ戦ってやろう。もっとも、見る事もなくお前は死ぬがな…」
その言葉に会場は沸いた。
「おーっ、かっこいいーっ!!!」
「なんかジャンプの格闘漫画っぽくなってきたぞー!」
その歓声を聞き、ムッとした
スーパースターマンは自分の口にくわえていたバラの花びらを一枚千切ると
「ならばこっちは…このバラの花びら一枚だ」
それをハラリと落としその上に爪先立ちになった。
「この花びらの上から一歩も動かずに貴様を倒す!!!」
「バカな。あんな格好で勝てるわけない」
「相変わらず目立つことしか考えてないな…」
「ま、まあまあ…」
そんな意見をスルーして…スーパースターマンは自分の武器であるスーパースターカッターを取り出した。
「あ、スーパースターカッター。…あれって結構重いから相手まで届かないんじゃなかったっけ…」
「ましてやあの体制ではモーションがつけられないからよけい飛ばない」
「そ、そうなの?」
そう、スーパースターカッターは中々重たいのでスーパースターマンの腕力ではちょっとしか飛ばないのだ。
「いくぞ!!!」
「ふふ…」
「とあーっ!!!」
そう思っていたヒーローチームだったが…信じられない光景が起こった!
「げっ!?」
なんと…あのスーパースターカッターが飛んでいるのだ!!
「ど、どうなってんの!?ちゃんと飛んでるし…!」
「もしや…」
「えっもしやって?」
「実は、宇宙船でこっちへ来る途中……」
………………
宇宙船でヒーロー星へ向かう途中のこと――
「今日の戦いは全宇宙の運命のかかった戦いなのだ。
この危機を救ったものは永遠のヒーローとして語り継がれるだろう…」
「へぇ、そうなの……ふーん…そこで大活躍すれば大スターなんだ」
そう呟き、スーパースターマンは背を向けた。
「ああ、スターどころか全宇宙の英雄……っておい、どこへ行く?」
「いやーっ、その戦いに備えておめかしに化粧室へ!」
それから3日かたち…トレーニングルームからはスーパースターマンの声が響き渡っていた。
「うーん化粧ののりがいまいちかなーっ!!とあーっ!!うぎゃーっ、いてーっ!!!」
「あいつもう3日もトレーニング室にこもりっきりで何してんだ…おめかし
にしちゃうるせーよな…」
その時、ドアが開いて中からスーパースターマンが現れた。
「お…おぉー…努力マン…そんな、所で何してんだ…」
「お…お前…!まさか秘密特訓を…」
「何言ってんだよ…これが新しいお化粧なのだ…私はスーパースターマンだよ?特訓とか努力とか…そんな地味な事するわけないじゃないかー…かっこわりー」
スーパースターマンはよろめきながら歩いて行った。
スーパースターマンが出ていったトレーニング室を覗いた努力マンは…その部屋に驚愕した。
「こ…これは…!!?」
壁には敵の宇宙人らしい絵が描いてあり、更にその周りには刃物のようなもの…おそらくスーパースターカッターで傷を付けた後がたくさんあった。
スーパースターマンの物と思われる血も付着していた。
…………
「しかしスーパースターマンは特訓なんかしてないって言ったんだろ?
「それはあいつが練習や特訓する事がカッコ悪いことだと思っているからです。あいつは常にカッコいいところだけを人に見せたいんです…」
「確かにスーパースターマンはそういう人だよね…」