ジェットコースター地点
会長、世直しマン


「あ、来たきた…えーとどこでプロポーズするんだっけ」
「観覧車の前だ超ちゃん」


陰に隠れて2人を見守るおじさん2人。


「わしジェットコースター苦手なんだよなぁ………にしても…」


最初、天才マンと出会った鈴音を
思い出してしみじみと浸る。
…とうとう、この時が来たかと


「…今思えば、よっちゃんが2人を合わせるきっかけになったんだよなぁ」
「き、きっかけはあれだがな…」


世直しマンが天才マンを仲間に
引き入れなければ、二人は会わなかった



「………いいなぁ私も結婚したい」
「よっちゃんも素敵な相手が現れるさ」


…………………………………………………………………………………

場所は変わりミラーハウス
ミラーハウスへはいる天才マンと
鈴音を見守るのは…


「あ、入ってった入ってった」
「なんかこっちまでドキドキだなー」
「そうっすねー！」


スペードマンとトップマンとナイスマンだ
影で見守りながらも二人は
こっそりと喋りあう



「結婚かぁー結婚…俺も彼女とか欲しいー」
「俺もあんな彼女欲しいなぁー…」
「ナイスカップル！！」
「そう言うならナイス夫婦な」
「それもそっす！」


そう羨ましがりながらも、ミラーハウスを見れば
天才マンを引っ張り鈴音が出てきた時だった

…………………………………………………………………………………

メリーゴーランド前で2人を見守るのは…


「あ、来たわ…！」


ラマンちゃんと救世主マンだ
ラマンちゃんはわくわくといった
様子で見守っている…


「楽しそうですね」
「うん、私…今まで遊園地なんて行ったことなくて…」


1度は行くのを夢みていた遊園地に
心躍るラマンちゃんに対して…


「………」
「…あ、」


救世主マンは寂しげに鈴音を
見ていて…ラマンちゃんははっと気がついて
なにか言葉をかけようとするが…


「いえ、大丈夫です」
「…救世主マン」
「…あの人が幸せになってくれるならば」


ふ、と柔らかく笑って救世主マンは
鈴音の方を見てほほえんだ



「……いよいよクライマックスよ…」
「…はい、」
「行きましょ」


次に2人が向かう先は観覧車
クライマックスだ