「ふふふ…勝利マン、お前は元々記憶を入れ替える前の心の中で努力マンと本気で戦ってみたいという願望を持っていたんだ、その願望を私の術によって最大限に引き出されお前は操られているのだ…

本気で戦え！！そして弟を殺せ！！」



勝利マンと努力マンが本気で戦う
その言葉にヒーローたちは唾を飲み込み
展開を見守る…


「うおーーーーーーっ！！！！」


努力マンが蹴りに向かう、だが勝利マンは
すぐさまに交わすとキャベツ・チカ・カツカム！の姿勢を取る…だが努力マンも
即座に…



「キャベツ・チカ・カツカム！！」
「新・真空鉄下駄かかと落とし！！」



努力マンもかかと落としをしかけて
ブロックした！



「くっ…いつまでもくせー足を乗せてんじゃねー！！気に入ったぜこの技を止めたのはおまえだけだ、さぁ立て！」



努力マンは立ち上がるが先程のブロックの
せいで足が痛み一瞬そちらに目を奪われ、
その隙に勝利マンは努力マンの後ろをとっていた…


「戦いの途中で敵からよそ見すんじゃねーよ！！オラァァァ！！！」


その隙にキツイ一撃をくらい、
竜巻にツッコミそうになるが足技に
よる風で吹き飛ばし、努力マンは
地面へ叩きつけられた。



「うぐぐ…」
「ふん」


「あの技をまともに受けて死なないどころかあそこまでするとはな、お前強いぜ」
「！！」
「しかしもう終わりだ、お前はもう立てん」
「…っ…」


その言葉を聞き努力マンの瞳から
涙が滝のように溢れ出した


「カーッハッハ!!なんだこいつ、泣いてやがる!!立てねーのが悔しくて泣いてやがるぜ!!!」

「違う！！違うぞ勝利マン！！」



その言葉に反論したのは…
友情マンであった



「努力マンは悔しくて泣いてるんじゃあない！！そして彼はすぐに立ち上がる！！」
「なんだと！？」



努力マンは泣きながらも口を開く



「わ…たしは…子どもの頃から…ずっと勝利マンに憧れていた」


「!?」


「そして、ヒーロートーナメントの決勝で、あんたと本気で戦うはずだったんだ、でもあんたに凶器の栓抜きを掴まされて反則負けになったんだ、」


「(栓抜き…？ヒーロートーナメント)」





ズキン！！



「ぐっ！？」


その言葉を聞いた途端、勝利マンの
頭に頭痛が走る。