「‥」



黙って右足の鉄下駄を脱いで
飛びあがった。


「行くよ兄さん！！」


飛び上がると左足で勝利マンを
蹴り飛ばした！！すると
勝利マンは吹き飛ばされ‥



「ぐわっ！！しまった！！」



後ろの竜巻にぶち当たり消えてしまう‥
あっさりと、勝利が‥ついた‥


「な、なに‥！」


天才マンが膝をつき、
ヒーロー達が現実へ帰ってくる


「や‥やった！？」
「‥これで、いいんだよな‥」


呆然としていた鈴音は
ゆっくりと努力マンに歩みよる。




「‥努力マン‥」
「師匠、」
「やったね‥って言いたいけど、喜べない‥かも‥」



それよりも勝ったのは‥仲間を失った
寂しさと悲しさ
そう俯いた努力マンの目には見えた

彼女の湯のみの中に反射して見えた

刀を持った勝利マンが突っ込んでくるのが！！



「師匠ーーーーーー！！！！」
「きゃっ！？なに！？」



寸前の所で努力マンが鈴音を
押し倒した事で難を逃れ、
剣は地面にぶち当たり折れて
勝利マンがそれを投げすてた


「ちっ」


もう少しでアレでふたりが刺されるところであった
それどころでは無い、勝利マンは生きていた！！


「天才マン初めての作戦失敗だぜ？お前の頭脳も宛になんねぇな頭痛のせいじゃねーの」
「‥っふ、この‥天才でも理解できない、ことが起きた‥やはりあの‥彼女、が‥」



鈴音の顔を見るとまた大きな頭痛が
起こってまた表情を歪めた
起こったのはそれだけではなかった




ドクン‥



「っ、？」



その時、同時に大きく心臓が高鳴り揺れた
しかし‥その感情はどこか嫌じゃなくて

どこか、懐かしい気がした



「おい」
「、ラッキーちゃん‥の湯のみに‥お前の姿が反射して見えた‥だからよけれた‥」
「その通りです師匠がいなければ死んでいた、もしかしたら 」
「もしか、したら？」
「大体の予想は着いていたあれで済むわけない‥だってさっき兄さんが突っ込んだ竜巻は、天才マンの作った偽物だからだ！！」


努力マンは全て説明して見せた
半分から上は本物の竜巻のように作ってあるが
下半分は偽物‥攻撃を受ける立ち位置を
決め計算して、やられた振りをして
中に入り人形を出し上に投げて自分が
やられたように見せかけた‥