「さて、私も戦わせて頂こうか」
「！！」


タン、と前へと足を進ませると‥
手を高く高く、上へと上げて
指を1本立てるとそこから光が溢れた



「”ゴッドライトビーム”！！」
「うわ！！」



指先からビームを繰り出す、が
御曹司マンは慌てて避けた
それを見て神才マンはニヤリと笑う



「うむ、避けたか」
「(クソ、クソ！！このままじゃやられる！！やられてたまるか！！あんなに金をかけたのにこんな奴に！！)」
「‥‥‥カミノ」



彼の額の月が輝く



「サバキ！！」



カッ！！と輝いた光が御曹司マン
を包み彼の体が光に焼かれて
御曹司マンは叫んだ



「ぐぁぁぁぁぁ！！！！」



倒れた御曹司マンに、神才マンが
歩み寄る‥



「さてと、ここで終わりにしよう」


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

それを真っ青な顔で見ていたのは‥第4小宇宙神だった



「(こ、こんな‥有り得ん！！我が息子があんなに簡単に！！神才マンがあんなに強かったなど‥少しは力が弱ったかと思えば！！)」



このままでは息子が危ない
それを察した第4小宇宙神が
ヒーロー神に土下座をした



「た‥たのむ、息子の‥息子の命だけは！！」
「‥‥‥‥安心しろ‥神才マンは命を奪う気は無い」
「！？」
「最後まで見ろ」



モニターにまた目をやる‥
その言葉がほんとうかを確かめるために


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


「”ゴットパワー チャージ完了”」



胸の”神才”マークが光り輝く
御曹司マンがたじろいだ
それを見て世直しマンが叫ぶ！！



「あぁ！！あれは‥ゴットクラッシャーか！？」
「ゴッドクラッシャー！？」
「ああ、神才マン1番の大技！！その威力は果てしない！！」



神才マンは少し違うと言ったように
口の端をあげると‥技名を叫んだ






「必殺！！”ゴッド・プレセイション！！”」



胸の神才マークが輝き‥
眩い光が御曹司マンを包み込んだ！！



「なっ！？この光は‥！！っうわぁぁぁあ！」



光に包まれた御曹司マンはばたり、と倒れ込み‥
倒したのか、と思ったヒーロー達だが
神才マンは彼に近寄ると、抱き起こす