「後から来た他の何かに‥勝利マンと天才マンがやられた‥！！」


その言葉のみを残して気絶してしまった
勝利くんに衝撃走る！！
それに特に衝撃とショックを受けたのは
努力マンだ‥



「う‥うぉぉおおおおおぉぉ‥！！！」



絶望で頭を抱えて叫ぶ努力マン‥
友情マンが落ち着かせるために近づくが‥



「お、落ち着け努力‥」
「おおぉぉ‥！！」
「落ち着くんだ努力！！」



方に手を置いた友情マンに
勢いでパンチを繰り出したが
友情マンはそれを片手で受け止めた。



「勝利兄さんと天才マンがそんな簡単に死ぬわけない！」
「‥か、勝利くん‥兄さんはどこに！？どこで！？誰に！？勝利くん！！」
「やめろ努力マン！！今勝利くんは危険な状態だ！」
「治せないのか！？修正マン！」
「治るところは治した！！それがやっとだ！！」



努力マンの暴走は止まらず‥
友情マンの方を振り向かずに声をかける


「友情兄さん、勝利兄さんと天才マンを
探しに行こう！」
「それはならん、我々は直ぐに大宇宙トーナメントへ向かわねばならんのだ」
「うむ、今日中に向かわねば参加せぬものとして不戦敗に‥」



努力マンは眉を吊り上がらせて叫んだ。



「勝利マンと天才マンなしで戦うのか！！」



その言葉にヒーロー達も汗を流す
そう、この2人は特に強い戦力‥
いないとなれば不利だ‥だが


「やむを得ないだろう、今いるもので戦うしか‥それに友情マンと努力マンまで居なくなられては困る！！」
「それに努力マン、辛いのは君だけでは無いのだぞ！！同じ地球にいる君ならば分かるだろう！！」
「！！」



世直しマンが前に出て、1人‥
震えている鈴音を指さす。
真っ青を通り越して白い顔で
震える鈴音を、ラマンちゃんが
肩を支えている。



「よく知っているだろう！！天才マンとラッキーちゃんがどれだけ深く愛しているかを！！彼女もまた、恋人が心配でたまらないんだぞ！！」
「‥っ‥」
「世直しマンと会長の言う通りだ‥そして今は宇宙の平和を守ることが先決だ‥勝利兄さんも天才マンも、無事ならば戻ってくるさ」

「忘れたのか努力、さっちゃんを倒したあと父さんに報告にし言った時のことを」



そう、さっちゃんを倒しに行ったあと‥
三兄弟は父に倒した事を報告しに行った
勝利マンがその時に言ってくれた言葉

「努力はもう立派なヒーローになっちまった」

その言葉がとても嬉しくて‥いつか、
兄のような先頭に立てるように頑張るのだと、決めた日‥