悪役宇宙人商会へと突っ込んだ6人！！
だがそこはもうもぬけの殻‥
逃げられたのか、と不覚に思った鈴音だが
窓を開けた勝利マンは愉快そうな笑みを浮かべて外を指さした


「見ろよお前ら中々面白いぜ」
「えっ？あっ」


指さした先を見れば、そこには大八車に
荷物と社長を乗せた写真が大八車を押していた
しかし全く進んでいない。


「ありゃりゃ〜‥情けない敵‥」
「まぁそういうなって一応敵なんだからよ‥勝ーーーーーーーつ！！」



勝利マンは窓から飛び出して
商会の宇宙人へと突っ込んでゆく！！
それに気がついた社長は慌てて声をかけた



「ま、まずい！大八車オンファイヤー！！」


大八車に乗り込むと、大八車は
エンジンが出て飛んだ！！
勝利マンは努力マンの元へ振り返った



「おい努力！道路に出しっぱなしの俺のトンカツ揚げ七つ道具ちゃんとしまっとけ！！盗まれたらただじゃおかねぇぞ！！」
「兄さん1人でやるつもりか無茶だ！！」
「危ないよ勝利マン！！」
「努力マン、ラッキーちゃんこの天才が見たところどう見ても大した奴らじゃない、一応私も行くがな」
「あっ、天才！！」


天才マンも窓から飛び出して
勝利マンの後を追いかける。
鈴音の伸ばした手は空を切った、
が天才マンは彼女の元へ振り返る



「安心しろラッキーちゃん、私は死んだりしないさ」
「天才‥」



天才マンの去っていった空を見あげて
心配そうにするが‥ふと、勝利マンの
言った言葉を思い出して努力マンの元へ向かう。


「とにかく、勝利マンのトンカツ揚げ七つ道具しまっておいた方がいいんじゃない？」
「そうっすね、ったくなんで私が兄さんの道具を‥」



ぶつぶつ文句を言いながらもトンカツ
揚げ七つ道具をしまっていると‥ひとつ、
違うものがあるのに気がついて
それを拾い上げた。


「これは‥」


それは、絆の栓抜き。



「ったくそれはもっと大切にして欲しいよな努力」
「いや勝利兄さんはこんな物より勝つことの方が大切な人なんだ」
「まあそういう事だな」



そして必ず、勝利兄さんは帰ってくる‥
そう空を見上げた努力マンは
とあるものを見つけて‥



「ん！？何っ！？」
「あれは！！協会のみんな！？そんでヒーロー神のおじーちゃんと神才マン！？なんで！？」


ヒーロー協会の仲間と神才マンと
ヒーロー神がやってきているのを見て声を上げた。
やってきた一同は着地すると
ヒーロー神が口を開いた