そして友情や目立が登校し‥
大体朝のホームルームが始まる
寸前で鈴音と努力が登校してくる



「やーーーーんギリギリ！！おはよーっ！！」
「師匠！！ギリギリですねー！！」



ドタドタと慌てて登校してきた
鈴音に天才は笑いかけながら
隣の席の彼女に挨拶をした



「おはよう、少し髪がはねているよ」
「え！？ほんと！？やだついてないー‥」
「ふっ、そんな所も可愛いよ」
「やん‥！」



まぁこの朝の光景も毎回の事である
そして教師マンと神才が教室に
入ればまた女子のキャーキャーという
黄色い声が湧く。



「「キャー！！神才先生ー！！」」
「みんなおはよう、元気かな？」
「「もちろんでーす！！」」



神才の人気はこの学校でもトップレベルだ
イケメンが3人もいるこのクラスは
全部のクラスの生徒から羨ましがられていた。
授業を済ませて昼食を済ませ‥
学校が終われば天才は先に帰る。



「てーんさい！一緒かーえろ！！」
「！鈴音、いいぞ一緒に帰ろう」



大体鈴音と一緒に下向デート
という感じで帰るのが日課だ
恋人繋ぎで手を繋いで道を歩き共に帰る‥



「帰り、どっか寄っていくか？」
「え、いいの？じゃあね！えと、この先にね！クレープ屋ができたんだって！！行きたいー！！」
「いいぞ、一緒に行こうか」


微笑んで手を引いてそのクレープ屋へ向かう。
パステルカラーのその店へつけば、
口ひげ蓄えたダンディーな男性が
店にたっていた。



「おや？いらっしゃい」
「おじさーん！えーと‥なんにしよ‥チョコバナナください！」
「なら私も同じものを」
「はいよ」



注文を受けておじさんはクレープを
焼き始め‥バナナとチョコソース、
ホイップをトッピングして‥あと
ついでにバニラとチョコのアイスを
トッピングして渡してくれた。


「あれっ？おじさん写真にアイスなかったよ？」
「美男美女カップルにおまけだよ」
「太っ腹だな、ありがとうおじさん」
「やだそんな‥ありがとうございますー！」



ぽっぽ、と顔を赤くしながら
クレープを受け取りベンチで共に食べた。
ほっぺについたクリームを天才に
舐め取られて鈴音はまた
赤くなった。