誰にも渡したくない!仲直りの巻
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階段を降り終わった勝利マンは…
上にいる男女を見上げるとまた
目を瞑り……ポツリと呟いた
「…本当はマジで横取りしてやろうと思ったんだけどな」
あの娘のあんな顔を見せられたら…
出来なくなってしまった。
「あー…くそ…俺ってこんな女々しかったか…?」
一筋、頬を熱い何かが伝った
それを脱ぐうこともせずに空を見上げて…
長いため息ひとつ着いた、その時
「「………兄さん…」」
「…あ?」
後ろから弟二人の声が聞こえた
だが振り返ることはせずにそのまま答える。
「…あの、その…ラッキーちゃんとの事…さっき…」
「覗き見とは趣味悪ぃな」
「………………良かったんですか、兄さん」
「何が」
「……だってその、勝利兄さんは…師匠の事を…」
「よせよ」
「「!!」」
上を向くのをやめて正面を見やった
ままで…震える声で答えた
さっきから弟達の方へ振り向かないのは…
泣いている自分の顔を、見られたくないからだ
「………俺の入る隙間なんて無かった………だからいいんだよ」
「…………」
「俺は多分、いやずっとラッキーちゃんを好きでいる…だがな……好きでいるだけでいい、そう思うことにする」
やっぱり自分はまだ彼女の事が好きだ
…でも、今はもう好きでいるだけにする…
だって、隣にいるべきなのは自分じゃない
「あいつの隣に立てるのは天才マンだけってのがわかったからよ」
「……兄さん、」
「………あいつが幸せならそれでいい」
友情マンは暫く黙り込むと…
勝利マンの背中をぽん、と叩いた
「兄さん……今夜は、付き合いますよ…な?努力」
「はい!!いくらでも!!」
「……言ったな?」
涙を拭って、赤い目元で
2人の元へ振り返った
「おーーーし!!!朝まで呑むぞ!!!」
「はい!!」
「おー!!」
拳を空へ突きつけてそう叫んだ。
自分のこの思いも全部
酒に流して忘れてしまおう
弟の思いに甘えて…そうする事にした。
上にいる男女を見上げるとまた
目を瞑り……ポツリと呟いた
「…本当はマジで横取りしてやろうと思ったんだけどな」
あの娘のあんな顔を見せられたら…
出来なくなってしまった。
「あー…くそ…俺ってこんな女々しかったか…?」
一筋、頬を熱い何かが伝った
それを脱ぐうこともせずに空を見上げて…
長いため息ひとつ着いた、その時
「「………兄さん…」」
「…あ?」
後ろから弟二人の声が聞こえた
だが振り返ることはせずにそのまま答える。
「…あの、その…ラッキーちゃんとの事…さっき…」
「覗き見とは趣味悪ぃな」
「………………良かったんですか、兄さん」
「何が」
「……だってその、勝利兄さんは…師匠の事を…」
「よせよ」
「「!!」」
上を向くのをやめて正面を見やった
ままで…震える声で答えた
さっきから弟達の方へ振り向かないのは…
泣いている自分の顔を、見られたくないからだ
「………俺の入る隙間なんて無かった………だからいいんだよ」
「…………」
「俺は多分、いやずっとラッキーちゃんを好きでいる…だがな……好きでいるだけでいい、そう思うことにする」
やっぱり自分はまだ彼女の事が好きだ
…でも、今はもう好きでいるだけにする…
だって、隣にいるべきなのは自分じゃない
「あいつの隣に立てるのは天才マンだけってのがわかったからよ」
「……兄さん、」
「………あいつが幸せならそれでいい」
友情マンは暫く黙り込むと…
勝利マンの背中をぽん、と叩いた
「兄さん……今夜は、付き合いますよ…な?努力」
「はい!!いくらでも!!」
「……言ったな?」
涙を拭って、赤い目元で
2人の元へ振り返った
「おーーーし!!!朝まで呑むぞ!!!」
「はい!!」
「おー!!」
拳を空へ突きつけてそう叫んだ。
自分のこの思いも全部
酒に流して忘れてしまおう
弟の思いに甘えて…そうする事にした。