下へと降り立った6人。
天才マンと共に前へと出た神才マン
がぺこりとお辞儀をして口を開く


「お久しぶりです会長‥神才マン、800年の時を得て今帰還しました」
「うむ‥よく帰ってきてくれた、神才マン！！」


会長は涙ながらにうんうん、と頷いて
彼が帰ってきたことを喜び‥
世直しマンは神才マンの前へ出ると
自分の胸を叩いた


「神才マン、よく帰ってきた‥‥‥私のことを覚えているか」
「んん？‥世直しマンでは無いか、戻ってきたのだな」
「ふふ、103万年ぶりだな」
「えっ？よっちゃんと神才マンってもしかして昔に会ったことあるの！？」


鈴音が驚いてそう聞くと
神才マンとよっちゃんは頷いて見せた


「ああ、1度戦ったことがあるんだよ‥世直しマンとはね」
「だが負けてしまったがな、私は」



世直しマンが語るには‥
103万年前、神才マンと偶然出会い
勝負を挑んだが3時間で負けてしまったのだという
その話に鈴音は口をあんぐりと
させて驚く。


「ほぁー‥‥‥‥よっちゃんに勝つなんてさすが神才‥」
「ふっ、まぁな」
「さぁさぁ！！中へ入ってくれ！！皆お待ちかねだ！！」
「あ、そうですよ神才マン！！今のヒーロー達も神才マンの事、待ってましたよ！」
「そうか‥」


会長が先導する中本部へと足を踏み入れ
ヒーロー達が待つ部屋へと一同は
歩いていき‥扉を開く、と一斉に
ヒーローたちの目がそちらに向いた



「あっ、会長おかえりなさい！！」
「会長、神才マンは？」
「アニキのおやっさんはー！？」

「ここにいるよ」

「「！！」」


ヒーロー達の目線が注目する中
神才マンが前に出て現れる‥と
ヒーロー達は息を飲んで彼を見つめた‥
天才マンにそっくりな顔に
歴戦の戦士のオーラ‥



「初めましてだな‥いつも私の息子の天才マンがお世話になっている‥改めて、神才マンだよろしく」

「お、おぉ‥！あ、よ、よろしくです！！」
「この人が伝説のヒーロー‥」
「Hero of god‥」
「んで天才マンのパパ‥」



はっ、と我に返り挨拶をかわし
神才マンの周りに集まる‥
天才マンと見比べればやはり
天才マンにそっくりで‥彼はやはり
父親似なのだと分かった。