ギャングマンを倒して鈴音を
奪還した神才マンは天才マンのそばに
彼女を下ろして、天才マンの方へ向いた


「‥とうさ、！？」


神才マンは天才マンが全て話すその前に
天才マンのことをきつく、きつく抱きしめると‥
愛おしげな声で語った



「‥大きくなったな‥天才‥」
「‥！」

「‥最後に会った時は、まだ私の両腕に収まるくらいしかない‥赤ん坊のお前が‥私のみない間にこんなに大きく成長して同じヒーローとして活躍して‥心の底から
愛する女の子とも出逢えた‥」



神才マンの脳内に浮かんだのは、
裏大宇宙へ出る前、最後に抱っこした
赤ちゃん天才マンの記憶
無邪気な笑顔でおしゃぶり咥えて
手を伸ばしていたわが子は、立派な
大人へと成長していた‥



「‥私は馬鹿だ‥大馬鹿だ‥宇宙で1番大事で‥守ると決めた、大事な息子の事を忘れてしまうだなんて」
「お前はヒーローになるまでの成長を見れなかったのが‥実に、悔やまれる」
「父さん‥」



天才マンから体を話して
優しく微笑んだ。




「ただいま、天才」



父親の記憶が戻り‥
今、自分の元へと戻ってきた事で‥
天才マンの涙腺は崩壊した。



「父さん‥父さん、父さん！！」



神才マンの背中に腕を回して
きつく抱きしめた。
神才マンもそんな息子を抱きしめて‥
その様子を見ていた三兄弟と鈴音は涙を拭った
(努力マンはおいおい泣いていた)



「父さん‥おかえりなさい‥」
「ああ‥ただいま‥」



今、神と呼ばれたヒーローの記憶が戻り
大事な子の元へと‥帰ってきた瞬間だった

しばらく抱きしめあっていた神才マンは
三兄弟と鈴音に目をやった



「ああ！！改めて‥天才マンの父、神才マンだ、君たちが息子の仲間と彼女だな？勝利マン、君たちは三本柱マンの息子だね？」
「おうそうだ、あんたは親父のライバルだったんだろ？」
「ああそうさ、彼とはよく戦ったものさ‥その時の話もさせてくれ」
「是非とも聞きたいです！！」
「これから友達としてよろしく神才マン！！」


そして次に神才マンは鈴音に
目線を向けて笑った



「そんでラッキーちゃん！！君、息子の恋人なんだろう？うちの天才がいつもお世話になっているね！」
「あ、いえいえ！！私のがお世話されてて‥」
「君とは長い付き合いになりそうだ、なんせいずれの私の娘だからね！！」
「はう！？」
「と、父さん‥いや何も間違ってはいないか」
「天才！？」


愉快な笑い声がその場に響いた‥
いま、神才マンが戻ってきて
笑顔が戻ってきた‥！！