「あ、あのエネルギー砲を防ぎやがった‥！？」
「‥父さん‥」


神才マンの背中を天才マンが見つめる‥
神才マンは、バリアを解くと天才の方に
振り向いた‥



「‥‥私とお前の大事な写真は無事か？‥‥‥‥天才」
「！！」
「ま、まさか神才マン‥」
「記憶が！？」


神才マンは天才マンの方へ振り向くと
にっ、と笑った


「その写真は、私とお前が2人で写ったたった1枚の写真だものな」
「っ‥あ‥！！」


優しい笑顔で微笑む父
そう‥たった今、神才マンの記憶が‥



「記憶が‥」
「「戻った！！」」



戻ったのだ！！
神才マンはギャングマンを睨みつけながらも
笑みを崩さずに彼に目線をやる



「あのくらいのエネルギー砲で私が倒せると思ったのかい？‥この、



Hero of godを！！」
「な、なんだとぉ‥！？」



ギャングマンは記憶を取り戻した
神才マンに顔を青くさせて後ずさった
‥まさか、まさかここで記憶が戻るだ
なんて思っていなかったのである



「さてと、先程の発言は撤回させてもらおうかな？私の命と引き換えにだとか言っていたがアレはなしだ‥」
「なに！？」
「お前を倒して息子の恋人を取り戻させてもらおうか」



フードを取り払って肘の星の飾りを取ると
その肘の星は星の飾りの着いた弓に変わった！！
その弓を構えると、光でできた矢が
どこからともなく現れて神才マンは
高らかに叫んだ




「”ゴット・スナイパー！！！”」




その言葉と共に矢を放つと矢は
メカの重要なコア部分を貫き、
メカはバチバチと電気を漏らし始める！！



「げぇ、メカの心臓部を！！」
「よっと」
「きゃ！！」



ギャングマンが慌てている隙に
神才マンが鈴音を姫抱きをして
救い出し‥そしてその直後に



ドッゴーーーーーン！！！！！



「わー！？」
「たわいもないな、そして私の力も訛っていなかった」



メカが大きく爆発してギャングマンは
爆発に巻き込まれ骨も残らず消え去った。
本来のヒーローとしての姿、力を取り戻した
神才マンは彼女を抱き抱えて息子の元へと降り立った