「な、ぜどうして‥？」



ゆるゆると頭を上げて自分を
庇った天才マンを見る神才マン‥



「なぜ庇う、これで君の恋人の命がすくわれ‥」



バキぃ！！


「ぐっ！？」

「「あっ！！」」
「あ‥っ、」



その時、天才マンが神才マンの
頬を力いっぱい殴り神才マンは
殴られた勢いで吹き飛んで地面へ
叩きつけられ‥殴られた箇所を
抑えながらも彼のほうへ向く



「‥馬鹿なことを言うなこのバカ親父！！！」
「ば、ばか‥？」
「やっと‥やっと、会えたのに‥ずっと会いたくて‥ようやく再会できたのに、死ぬなんて馬鹿な事を！！」



そう、これは天才マンの心からの怒りだった



「なぜ私達を頼ってくれないんだ！！私はもう子供じゃあない！！！立派なヒーローだ！！ラッキーちゃんも！！父さんも救ってみせる！！だから！！」



天才マンは神才マンの目の前に立った




「だから‥だから、守らせてくれ、頼ってくれ‥父さん！！」




天才マンに並んで三兄弟も隣に立つ



「いつまでもガキ扱いしてっと子供に嫌われるぜ」
「戦い方を忘れたのならば」
「今、ここで見て思い出してください」

「し、んさいまん」

「！」



神才マンの耳に鈴音の声が届いた
彼女は苦しげにぅなりながらも神才マンに
語りかけた



「‥し、んじで‥天才マン、を、あなたの息子、を‥‥自分の命を‥‥ないがしろに、しちゃダメだよ‥‥‥‥そんなの‥天才マン、が‥すくわれ、な‥い」
「‥ラッキーちゃん‥天才マン‥努力マン‥勝利マン‥友情マン‥」



彼らを見上げる神才マンの瞳は揺れていた。

‥何故？
なぜ自分に‥彼らはこんなにも‥

放って置かれていたギャングマンは
でかい声で怒りのままに叫んだ



「さっきから置いてけぼりで感動劇やりやがって！！！もうヤケだ、てめぇら全員！！皆殺しだ！！」



そう叫ぶと巨大な大砲のようなものが伸び‥エネルギーが溜まり始めた！！



「え、ねるぎー砲！？あぶない、避けて！」
「皆！！ここは一体避けて攻撃のチャンスを！！」
「おう！！」



そう告げると神才マンを抱えて天才マンは
飛び上がり、三兄弟も避けるために横に飛んだ‥だが、その時！



ポトッ‥！



「！！！っあ、」
「あ！！おい、天才マン！！」