三兄弟は鈴音は変身して
操縦をする天才マンの元へ寄る‥
天才マンは前を向き操縦をしながら
懐に手を入れるとキミスタを取り出すと
声をかけた



「キミスタ、教えてくれ神才マンがいる星は何処だ！！」
『ドドドドド‥発表します‥神才マンが
いる星は‥‥サイハテ星！！サイハテ星だーっ！！』
「サイハテ星！？」
「サイハテ星と言えば‥荒れた星だったよな‥？」
「えぇ、荒れてはいますが人は何人か住んでいたかと」



そう、サイハテ星は岩などで荒れてはいる星だ
裕福な星ではないが人は確かにいる‥
そこに神才マンがいるのだという



「‥‥なぜそこに父さんがいるかはわからんが、行くしかない」
「‥‥‥所でよォ天才マン」
「なんだ」
「‥‥‥神才マンに会ったところで、どうやって記憶を取り戻させるつもりなんだ」
「‥‥‥‥‥‥」



天才マンは黙って俯く‥が
直ぐに顔を上げた



「‥それはまだ、考えていない‥だな必ず私は父の記憶を取り戻す！！‥私は天才、必ず取り戻してみせる」
「そうか‥そう来なくちゃな」
「お父さんの記憶、取り戻したらさ‥天才マン、まず何したい？」
「‥‥‥まずは‥‥‥‥」



まずは何がしたいだろうか‥？
父とやりたいことは沢山ある
だがまずは‥



「‥‥‥そうだな‥‥抱きしめて、欲しい」
「‥抱きしめて欲しい？」
「そう‥‥赤子の時のように‥もう一度でいいから抱きしめてほしい‥‥赤子の時しか、触れてもらったことがなかったから」
「‥そっか、早く会いに行かなきゃね」



天才マンの答えにじぃん、と目頭が
暑くなり涙が出そうになるが鈴音は
ぐっと堪えて天才マンに微笑んだ。
天才マンもガラス越しに微笑んで
また操縦に戻る‥サイハテ星へは
まだ先だ



『‥ん？』
「？どうしたキミスタ」



その時、キミスタがピクりと反応して
すっ、とひとつの星を指した



『サイハテ星へ行く前に、あそこのオシエ星へ行くべきかもしれない』
「オシエ星？‥たしか神使マンのいる星だっけ」
「そうだな‥‥‥‥そういえば神使マンも父さんのことを深く心配していたな‥」



うん、と頷いてオシエ星へ操縦桿を握る



「よし、いこう」
「うん、いいよ！！」
「神使マン、心配してたもんな」



神使マンは特に神才マンの事を
心配していた‥一言でも伝えて
行くのが筋だと思い向かうことにした