そう、鈴音は…天才マンの
言葉に従い…です代とみっちゃんの隣にいたのだ
そして今は…



「やっほー！海最高ー！」
「(…こんなこと、してる場合じゃないのに…)」



みっちゃんに連れ出されて海にいた。
そう、オセロに飽きたみっちゃんと
です代に引っ張られて海にいた
…これがラッキーとなり、さっちゃんに
気づかれなかったのだが



「……さっちゃんは…………………っ、！？」



そこで仲間の安否が気になり陸に目をやった
鈴音は、初めてその情景を目にした。
その場には…三本柱マンJrとさっちゃん

そして…仲間のヒーローは、誰もいなかった



「っ…ま…さか……!!」



鈴音は察してしまった
三兄弟以外のヒーローは…



そして、大好きな彼は…




さっちゃんによって、消されてしまったのだと



「〜〜…！！！」



突然飛び込んできた残酷な現実に
涙があふれる…だが、それ以上に
湧いたのは…



さっちゃんへの怒り！！



「み…んな…」



そして、天才マンが何故自分を
みっちゃんとです代の警備に
いたらせたかを知った

それは、自分を助けるため…！！



「て…んさ…！！」



ボロボロと涙があふれて視界が歪む
それでも…


「許せない、許せない…！！さっちゃん！！」



生き残った自分に出来ること


それは、さっちゃんを倒すこと！！



「……！！です代ちゃんこれ借りる！！」
「あ、ちょっとラッキーちゃん！？」



咄嗟にです代が脇に抱えて持っていた
サーフボードを借りると、後ろから迫ってきた波に乗りさっちゃんの元へ…一直線へ向かう



「許せない、許さない！！さっちゃん！！貴方を！！





貴方を絶対に許せない！！」