3人はさっちゃんの元へつかつかと
寄ると彼を追い詰める。



「だいたい俺が負ける訳がねーだろばーか！！」
「それに私が裏切るわけないでしょ、あなたなんかに従う訳がないでしょ！！」
「真の仲間が居ないお前には絶対に見抜けない芝居だった！！いいか！仲間ってのはそんな簡単に裏切ったりしない！！」



騙された
それを知ったさっちゃんは
歯ぎしりをするが‥封印された
両腕では何も出来ず‥



「しかし天才マン、ラッキーちゃんお前らの芝居くさくってひやひやしたぜ」
「えっ、そう？なかなか美味かったと思うんだけど自分でも‥」
「馬鹿言え私は芝居も天才的だ‥でも、鈴音‥嬉しかったぞ、私が居ない世界がつまらないとまで言ってくれるなんて‥」
「ほ、ホントのこと言っただけだもん‥」



そういつものやり取りをしだした
天才マンと鈴音にヒーロー達は
ほっと安心の息を吐いた。



「そうだったのかー！！単純な私達は本当にふたりが裏切ったものだと！！」
「うんうん、俺達も騙された」
「でも今思えばあんなに優しいラッキーちゃんが簡単に裏切るわけ無かったのよね‥安心しちゃったけど、疑ってしまったのが恥ずかしいわ‥」


両腕が使えなくなったさっちゃんに
勝利マンがさっちゃんの前へ出た。



「さぁこれでてめーは文字通り手も足も出ねぇ！！料理してやるぜ！！」
「く‥くそっ、仕方あるまい！！」
「！？」


するとさっちゃんは真っ先にベットへ
向かって寝っ転がると‥ベットに着いているボタンを押した！！



「あっ、ベットにボタン！」
「押すと回るのかな」
「コラー！！んな発言すんな！！」


そんなやり取りをしているあいだに‥
大きく屋敷全体が揺れ始めて‥


「なっ、なに！？」


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
そしてその頃お茶の間では‥
さっちゃんにより追い出されたトップマンが
泣く泣くここへ辿り着いてこたつでお茶を飲んでいた、が突如揺れだしたのを
疑問に思い窓を開けた、するとそこにあったのは！！


「ああっ！？」


そこにあったのは‥空を飛ぶベッド！！
ヒーロー達はどうなる！？
そしてさっちゃんは！？