「救世主マンからっポ」
「！！救世主マンから‥？」


ケンちゃんから渡された手紙を
開いて、中身を見た。
中身を見て‥鈴音は目を見開いた
その中身は‥



［ラッキーちゃん様

梅のつぼみも先ほころぶ今日この頃
ラッキーちゃん様に置かれましては
いかがお過ごしでしょうか？
さて 私 救世主マンはここらで一か八か
の勝負に出ようかと思います
もしかしたらさっちゃんに消されるか
あるいは鉄兜事爆死するかもしれません
ならば、伝えるのを諦めたこの思い‥
伝えてからと思いペンを取りました

私の気持ち‥それは、優しく私の言葉に
仲間としての言葉をくれて笑顔をくれた
あの時、私の心は貴方に決定したのです

貴方に天才マンという心から愛する
恋人がいることも、彼と心の底から
深く繋がっていることも知っていました
ですから‥恋人になることはとうの昔に
諦めました、諦めるべきだと思っていました
ですがこれだけは伝えたかった、


貴方は私に光をくれた美しい女性だと‥］


その手紙を見て、その手紙が何を表すかを
救世主マンが自分にどんな思いを抱いて
いたかを鈴音はわかってしまった

これは、恋文‥ラブレターだ

手紙はクシャクシャで、何度も字を消した
後があって‥何度も消して頑張ったんだと
分かって‥鈴音は手紙を読み上げて
ポロポロと涙を零して手紙を抱きしめ泣いた。
手紙に涙が落ちてシミになった。


ごめんなさい
それでも自分は‥自分には、天才マンしか
いなくって、だから答えられない‥

それがとても申し訳なくて‥
でも、それをも伝えられないことが辛くて‥
彼がいなくなったことが辛くて‥


「ラッキーちゃん‥‥！こ、これは！」


ラマンちゃんが泣き出した鈴音を
慰めようと近寄ったその時、彼女の目にも
救世主マンが鈴音に向けた恋文が
目に入った。
ラマンちゃんが恋文を見たのを見て
スーパースターマンも続いて覗いて‥
スーパースターマンは驚いて叫んだ



「な、なんじゃこりゃーー！？ラッキーちゃんに向けたラブレター！？救世主マンがぁ！？」
「「なにっ！？」」



ヒーローたちも覗いて‥救世主マンが
鈴音を好きなことが分かり驚いた



「‥これは！」
「‥救世主マン‥あいつ、ラッキーちゃんの事を‥」
「‥‥‥‥‥」


その恋文を見て厳しいような‥
しかし、仲間を失った悲しげな
表情を、天才マンは浮かべた。

恋人に向けられていた想いにヤキモチ
しない訳では無いが‥
彼の想いは、分かる‥自分にも。


しかしそれを台無しにする者がいた