「行くぜ越谷太郎！！」

「勝利マン！！」


向かっていった勝利マンに対して
青ざめた顔で彼の名を叫んだ天才マン
越谷太郎へ向けた勝利マンのパンチは
見事に空振りし‥太郎のヒザ蹴りが
勝利マンの腹にめり込み勝利マンは血を吐き‥
そのまま横面にパンチを食らわされて、
勝利マンは地面にめり込む形で倒されてしまう！



「「〜‥っ！！？？」」
「ま‥ま、けてたま‥る、か、」
「やめろーーーーーーっ！！！！」
「くっそーーーーーー！！！！」



そんな中でもかろうじて彼は生きていた
飛び上がりトドメをさそうとした越谷太郎
に、友情マンと努力マンが飛び出す！！が、



バキィ！！！


「ぐっ！！」
「が、！！」



越谷太郎は2人の攻撃を交わして
蹴り飛ばすと2人の背を勢いよく
踏みつけて、あっさりと倒されてしまった
‥あの三兄弟がやられ絶句するヒーローたち‥
そんな彼らの耳にさっちゃんの声が聞こえた


「そっ、そ、んな、努力マン‥友情マン‥勝利マン‥！」
『ぶわーっはっはっは!!どうしたヒーロー協会の諸君!そこの星にあるドアは私の所へ直接繋がる入口だ!来るなら来てみろ!!ただし、越谷太郎を倒さねば入り口は開かんがな！！』



しかしところがどっこい、知らんうちに
玩具のスーパースターマンとケンちゃんが
中へ入り込んでいたのは誰も知らなかった‥


「馬鹿なヤツださちこー！！もう私が倒しに行ってるぞー！！」
「こまったポ〜！こまったポ〜ッ！」 「いいかスーパースターバード！！さちこを倒して目立つ！！」
「無理ッポ〜！無理ッポ〜！！」



そして対面しているヒーロー達‥
越谷太郎に向かい、世直しマンが
会長に声をかけた



「会長、もし奴のパワーに勝てるとしたら私だ」
「よっちゃん‥！」
「私が行く、後押ししてくれ超ちゃん」
「わ‥わかった」


ポーズを取り‥ヒーローパワーを
よっちゃんに送る！！



「うおーーーーーーーっ！！！」
「ヒーローパワーーーーーーっ！！！」



バキィ！！



「おお、やっ‥‥！？」


越谷太郎にパンチが決まったかのように見えたが‥！


「なに、‥！？」


ずん、と倒れたのは世直しマンだった


「よ‥よっ、ちゃん‥！！」


親友の子も‥親友もやられて
会長は震えながら涙を溜めて‥
覚悟を決めた。


「み‥みんな行くぞ！！奴を倒さなければ宇宙の平和はないんだ！！全員の力を合わせるんだ！！」
「！！まっ、」
「ヒーロー協会ばんざーーーい！！！！！」
「「うおーーーっ！！」」

「ッダメ！！！」



嫌な予感を感じ、仲間の身を案じた鈴音が叫ぶが‥
バキ、ドガ！！と音が聞こえ瞬間的に
目を瞑り‥すぐに目を開ければ‥



「〜‥‥‥‥‥‥！！」



そこは、地獄絵図だった
血にまみれた仲間が倒れ‥
鈴音は絶望に駆られた