再会!勝利、友情、努力三兄弟!
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「コンニチハ、努力くん。」
「あっ、いつもお美しい師匠の母上お邪魔してます!」
「もーっ、努力くんったら!」
日曜日。今日は努力が鈴音の家へ来ていた。
二人がしばらく話し込んでいると、鈴音の母の伊八代が手作りのクッキーと紅茶を差し入れに来てくれた。
伊八代手作りのクッキーをかじりながら努力はぽつり、と呟く。
「師匠はいいですね、暖かい家族がいて…」
「えっ?…あ、そっか、努力はガンバル星から地球に来て一人暮らししてるんだっけ」
「ええ…」
「でも、ガンバル星に家族はいるんでしょ?」
「えっ?」
「えっ…って家族…」
「か…家族のことは…」
努力は拳を固く握りしめ、忌々しげに顔を歪める。その拳は小さく震えていた。
「聞かないでくださーぃ!!」
「あっ!?ちょ、ちょっと努力!?」
努力は鉄下駄も履かず、素足で追手内家を出ていった。
鈴音はその後を追おうと靴を履き、外へ出たがもうそこに努力の姿はなかった。
「居なくなっちゃった…いったいどうしたの努力!?まさか、聞いちゃいけないことだったのかな…とにかく、探さなきゃ!!鉄下駄も持っていこう…努力素足で行っちゃったから…」
努力の鉄下駄を持って探しに行こうと、
玄関へ少し歩いた時だった。
バギャーッ!!!
「っ!?な、何!?」
「ッチ、避けたか…」
突如後ろから聞こえてきた男の声と、何かが壊れる音。鈴音が驚いて後ろを向くと…
「わっ!?か、壁が…!?あ、貴方誰!!」
そこにはボロボロになった壁と、何やら不敵な笑みを浮かべた宇宙人がいた。
「負けてたまるかーーっ!!勝ちゃーそれでいいヒーロー勝利マンだ!ラッキーマンと勝負しに来たーーっ!!」
Vの眉毛をし、胸にデカデカと[勝利]と書かれたマークをつけたヒーロー、勝利マンがそこに仁王立ちしていた。彼は鈴音を睨みつけている。
「ラッキーマンこと追手内鈴音!お前も負けたことないんだってなーーっ!?」
「え、まあラッキーでいつも勝ってるけどなんで正体知ってるの…?」
「おーっし!ラッキーマンを人間のときやっつければ勝てんだろ!?そして俺が唯一負け知らずの全勝ヒーローとなるのだーっ!!」
そう大きな声で叫ぶと、鈴音に向かい殴りかかろうとする勝利マン。
「えっ!?ちょっ、まって、キャアアアア!!」
「まあまあ兄さん、落ち着いて。」
あともう少しでも勝利マンの拳が鈴音の顔面にぶち当たる…!と、その時勝利マンの肩を叩き、その攻撃を止めた者がいた。
「(て、天の助け…?でも兄さんって言ってたからこの人の弟?ってことは…)」
「昨日の敵は今日の友、僕もヒーローやってる友情マンだよ。さあ手をかそう!これで僕たちは友達だ。」
「な、なんなのなんなのまた変なのが…」
勝利マンの何やらコソコソと耳打ちする友情マン。
「兄さん、約束したでしょ…」
「ああ、わかってる。」
「じゃあいいね、二人共ヒーロー同士変身した上で戦うように。」
「おーっし!!」
「この勝負、友達として僕がちゃんと見守るからさぁ、君変身して…」
「えっ、あ、はい…?(とにかく変身したほうが良さそう…)」
なんなの…とか思いつつ変身らっきょをぽいっ、と口に入れた。
バビョーン!!
「ラッキーマン参上ー!ラッキー、クッキー、チョキー!!」
「オラーーッ、グーだーっ!!」
「はにゃ?」
決め台詞にまで割り込んで勝手に勝負をしていた勝利マン。
「おーーっし勝ったー!やった、やった、対ラッキーマン第R1ジャンケンで勝利。」
「そんなんで勝って嬉しいの…?」
「あー、嬉しいね!俺はどんな勝負にも負けたことはないんだよ!!パチンコ、競馬、競輪、カミソリ…」
「なにそれ…てかカミソリって何?」
「よーし、じゃあ第2Rセリフの長さとカッコよさどう見ても俺の勝ちー!!」
「このページだけじゃん…」
鈴音は強引と言うか、無理やりな勝利マンに少し呆れていた。
「第3R背の高さ!ほーら俺の勝ちー!!」
「(うっ、ちょっぴりこれは悔しかったりして…)」
少しのか悔しかった鈴音は、勝利マンに向かって挑発した。
「でも、勝利マンって背が高い割には足短いね?」
「な、なにおーっ!?足の長さでも負けんぞ!じゃあ図ってみっかー!?」
早速巻き尺を取り出して鈴音の足を図り始める。
「ラッキーマン、また下73センチ…これなら勝てるな」
「む、よ、よーっし!!次は勝利マンだよ!!絶対私のほうが長いから!!」
今度は鈴音が勝利マンの足を図り始める。
「勝利マン、また下69セン…」
「え"っ!?」
しかしそこはどんな手を使っても勝つ
勝利マン。つま先立ちをして身長を誤魔化した。
「あ、あれ!?74センチ…!?あーっ!?今背伸びした!!」
「してねーよバーカ!第4R俺の勝ちー!素直に負けを認めろこの短足ー!!」
「それはそっちでしょ!?何が勝利マンなの!!わかった!貴方はどんな手を使ってでもただの負けず嫌いだー!!」
「当たり…」
ぼしょり、と呟いた友情マン。
「あっ、いつもお美しい師匠の母上お邪魔してます!」
「もーっ、努力くんったら!」
日曜日。今日は努力が鈴音の家へ来ていた。
二人がしばらく話し込んでいると、鈴音の母の伊八代が手作りのクッキーと紅茶を差し入れに来てくれた。
伊八代手作りのクッキーをかじりながら努力はぽつり、と呟く。
「師匠はいいですね、暖かい家族がいて…」
「えっ?…あ、そっか、努力はガンバル星から地球に来て一人暮らししてるんだっけ」
「ええ…」
「でも、ガンバル星に家族はいるんでしょ?」
「えっ?」
「えっ…って家族…」
「か…家族のことは…」
努力は拳を固く握りしめ、忌々しげに顔を歪める。その拳は小さく震えていた。
「聞かないでくださーぃ!!」
「あっ!?ちょ、ちょっと努力!?」
努力は鉄下駄も履かず、素足で追手内家を出ていった。
鈴音はその後を追おうと靴を履き、外へ出たがもうそこに努力の姿はなかった。
「居なくなっちゃった…いったいどうしたの努力!?まさか、聞いちゃいけないことだったのかな…とにかく、探さなきゃ!!鉄下駄も持っていこう…努力素足で行っちゃったから…」
努力の鉄下駄を持って探しに行こうと、
玄関へ少し歩いた時だった。
バギャーッ!!!
「っ!?な、何!?」
「ッチ、避けたか…」
突如後ろから聞こえてきた男の声と、何かが壊れる音。鈴音が驚いて後ろを向くと…
「わっ!?か、壁が…!?あ、貴方誰!!」
そこにはボロボロになった壁と、何やら不敵な笑みを浮かべた宇宙人がいた。
「負けてたまるかーーっ!!勝ちゃーそれでいいヒーロー勝利マンだ!ラッキーマンと勝負しに来たーーっ!!」
Vの眉毛をし、胸にデカデカと[勝利]と書かれたマークをつけたヒーロー、勝利マンがそこに仁王立ちしていた。彼は鈴音を睨みつけている。
「ラッキーマンこと追手内鈴音!お前も負けたことないんだってなーーっ!?」
「え、まあラッキーでいつも勝ってるけどなんで正体知ってるの…?」
「おーっし!ラッキーマンを人間のときやっつければ勝てんだろ!?そして俺が唯一負け知らずの全勝ヒーローとなるのだーっ!!」
そう大きな声で叫ぶと、鈴音に向かい殴りかかろうとする勝利マン。
「えっ!?ちょっ、まって、キャアアアア!!」
「まあまあ兄さん、落ち着いて。」
あともう少しでも勝利マンの拳が鈴音の顔面にぶち当たる…!と、その時勝利マンの肩を叩き、その攻撃を止めた者がいた。
「(て、天の助け…?でも兄さんって言ってたからこの人の弟?ってことは…)」
「昨日の敵は今日の友、僕もヒーローやってる友情マンだよ。さあ手をかそう!これで僕たちは友達だ。」
「な、なんなのなんなのまた変なのが…」
勝利マンの何やらコソコソと耳打ちする友情マン。
「兄さん、約束したでしょ…」
「ああ、わかってる。」
「じゃあいいね、二人共ヒーロー同士変身した上で戦うように。」
「おーっし!!」
「この勝負、友達として僕がちゃんと見守るからさぁ、君変身して…」
「えっ、あ、はい…?(とにかく変身したほうが良さそう…)」
なんなの…とか思いつつ変身らっきょをぽいっ、と口に入れた。
バビョーン!!
「ラッキーマン参上ー!ラッキー、クッキー、チョキー!!」
「オラーーッ、グーだーっ!!」
「はにゃ?」
決め台詞にまで割り込んで勝手に勝負をしていた勝利マン。
「おーーっし勝ったー!やった、やった、対ラッキーマン第R1ジャンケンで勝利。」
「そんなんで勝って嬉しいの…?」
「あー、嬉しいね!俺はどんな勝負にも負けたことはないんだよ!!パチンコ、競馬、競輪、カミソリ…」
「なにそれ…てかカミソリって何?」
「よーし、じゃあ第2Rセリフの長さとカッコよさどう見ても俺の勝ちー!!」
「このページだけじゃん…」
鈴音は強引と言うか、無理やりな勝利マンに少し呆れていた。
「第3R背の高さ!ほーら俺の勝ちー!!」
「(うっ、ちょっぴりこれは悔しかったりして…)」
少しのか悔しかった鈴音は、勝利マンに向かって挑発した。
「でも、勝利マンって背が高い割には足短いね?」
「な、なにおーっ!?足の長さでも負けんぞ!じゃあ図ってみっかー!?」
早速巻き尺を取り出して鈴音の足を図り始める。
「ラッキーマン、また下73センチ…これなら勝てるな」
「む、よ、よーっし!!次は勝利マンだよ!!絶対私のほうが長いから!!」
今度は鈴音が勝利マンの足を図り始める。
「勝利マン、また下69セン…」
「え"っ!?」
しかしそこはどんな手を使っても勝つ
勝利マン。つま先立ちをして身長を誤魔化した。
「あ、あれ!?74センチ…!?あーっ!?今背伸びした!!」
「してねーよバーカ!第4R俺の勝ちー!素直に負けを認めろこの短足ー!!」
「それはそっちでしょ!?何が勝利マンなの!!わかった!貴方はどんな手を使ってでもただの負けず嫌いだー!!」
「当たり…」
ぼしょり、と呟いた友情マン。