そう、要塞は全力で走っていたのだ
なぜ要塞に足が生えて走っているのかと
ポカーン‥としていた鈴音は
我に返って考える。


「待ってあのまんまじゃ追いつけないじゃ！！どうやって‥‥‥‥‥ん？バナナ‥？」


そこで鈴音は自分が拾ったものが
目に入り‥1つの名案が頭に浮かんだ！！


「！！そうだ！！」



鈴音はバナナをむくと急いで中の
バナナを腹の中に収めて皮だけの状態にした。
そして要塞の方を見やる‥！！
要塞は地響きと共に自分の元へ走ってくる！！


「‥‥とりゃ！！」


要塞が近づいたその時、足元にバナナの皮を放り投げて急いでその場から離れた！！
すると要塞は‥



どーーーーん！！！！！



「きゃー！？」


大きな音を立てて転んだ。
いきなり要塞が転び飛ぶのをやめて
ヒーロー達は要塞に近寄る。



「なにっ！？要塞が倒れた！！」
「ふっ！ラッキーちゃんの機転のおかげだ‥みろ、あそこにバナナの皮がある、あれを踏んで転んだんだ」
「さすが師匠！！痺れるっすー！！！」
「た、ただのラッキーだよ‥」



バナナがあってラッキー、と頬をかいて
こっち矢に感謝した。
一方中のさっちゃん達は‥要塞が盛大に
転んだため地震並の衝撃が遅い
ダメージを負っていた


「うぐぐどうした‥」
「どうやらバナナの皮を踏んで転んだ用で‥」
「そんなバナナ‥そんな古典的なギャグで？‥」

「いてて、足くじいてもう動けない」
「なにーっ！？この根性無し要塞！！」



癇癪を出して叫ぶさっちゃん。
これがボスかと思い鈴音は
苦笑した‥



「さーっ！！要塞の中へ行くぜ！！」


要塞の中へ進もうとしたその時！！


キューッ‥！！



「「きゅ、救世主マン！！」」



救世主マンがブラックホールを使い
ヒーロー達の目の前に現れたのだ！


「貴様！！」


努力マンが飛びかかろうとしたのを
制したのは‥勝利マンだった



「俺にやらせろ」
「っ兄さん！！」


そんな勝利マンに救世主マンは
不敵な笑みを浮かべる‥


「ふふふ、１VS１ということか面白い‥」


救世主マンvs勝利マンの戦いが‥
次、始まる！！