眉を吊り上がらせてヒーロー神は
裏宇宙人について話し始めた。
宇宙の危機というのは分かる…！！


「やつはは既にこの宇宙の1/3を支配しつつある…奴らはブラックホールの向こうからやってくるのじゃ」

「「ブラックホール！？」」


ブラックホール
そう聞いて頭に浮かぶのは1人しか
いなかった！！
その時！！


キューッ！！



「あっ！？救世主マンが！！」
「消えただと！？」


救世主マンが姿を消してしまったのだ！
勝利マンが彼の姿を見回して探しながら
叫んだ



「ヤロー！！救世主マンどこ行きやがった！！奴は裏宇宙からこっちのヒーローを偵察しに来てやがったんだ！！」


その言葉を聞き、努力マンと鈴音の頭に浮かんだ言葉…



「この宇宙のヒーローの実力はこんなものか」

「お前があの世直しマンを1度は追い詰めたこの宇宙一のヒーロー、ラッキーちゃんだな」


あの言葉はそういうことだったのだ、と
ショックを受けた…



「そうだやつは偵察に来ていた」
「天才マンてめぇ！！それが分かっててわざわざベスト16にやつを残して努力と戦わせたのか！！」
「つまり…救世主マンはスパイでしかない、こっちでいうパシリ1号のようなもんだ」


その言葉にヒーロー達はショックを受けた
あの強かった救世主マンが…パシリ扱い！！


「けっ！敵を知るために戦わせたってか！！必要ねぇんだよコスモスだか三色すみれだかしらねーが俺の敵じゃねぇ！さぁさっさとトーナメントを続けようぜ！コスモスの押し花なんざいつでも作れらァ」
「でっ、でも勝利マン…あの救世主マンがスパイってことはボスは更に強いやつなんじゃ！！」



すっかり興味をなくした勝利マンが背を向けた
ヒーロー神はその背に向かい…


衝撃の言葉を、発言した




「裏宇宙の支配者、それは‥



















あの伝説のヒーロー、三本柱マンを殺した男」

「「っ！？！？」」



その言葉に三兄弟は表情を険しい物に
変えてヒーロー神の元へ向いた。

これは…


宇宙をかけた、

そして…父の敵討ちをかけた


大きな戦いの幕開けだった