次の日…ヒーロー神は神才マンを
大宇宙の会議星で彼を待っていたが
彼は来なかった…


「おい第3小宇宙神？お前の優秀な後継者どのはどうした？」
「怖くて逃げだしたか？ぶはは！！」
「彼はそんなことをする者ではない！！…(神才マン、どこへ)」


神才マンを心配していたその時！！
おつきマンが彼らの元へ駆けつけてきた



「大宇宙神様！！小宇宙神様方！！大変です！！」
「！！どうした、おつきマン！？」
「開かずの扉に！！…神才マンが！！」
「「何っ！？！？」」


急いで映像を映し出した、
その映像に映し出されたのは！！



『……ここだな』


「なっ！？！？」



僅かに開きかけた開かずの扉の前に
立った神才マンの姿があり…
ヒーロー神は驚きで叫んだ。


『………よし………』



振り向いて宇宙を見回すと…
神才マンはその隙間から体を滑り御せて、





裏大宇宙へと乗り込んでいってしまったのだ！！！



「あぁっ！！！裏大宇宙に！！」
「何を馬鹿なことを！！」

「そんな！！神才マン！！戻ってこい！！産まれたばかりの息子はどうする！！なぁ！！神才マーーーーン！！！！」



そう腕を叫んでも届かずに…
神才マンは裏大宇宙へと乗り込んでいってしまったのだった…


…………………………………………………………………………………

神才マンが乗り込み、数日後…
神達はまた会議星に集まっていた
大宇宙神はスクリーンを前に出した。


「…諸君、これを」


スクリーンに映し出されたのは………
開いていたはずの開かずの扉が
閉まっている様子だった


「あ、開かずの扉が！！」
「閉まっている！！」
「ということは…！！」


「開かずの扉は…神才マンが閉めてくれた…」


神才マンがやった
その言葉に嬉しさよりも…
彼の生死が気になって仕方なかった



「…大宇宙神さま…神才マンは…」
「……神才マンは確かに開かずの扉から出てきて、外から扉を封印した後に…第3小宇宙へ戻って行った」


「！！！！…ほんと、うですか！？」


彼が無事に戻ってきたのだと喜びを噛み締めた。
だがその前になんて無茶をしたのだと叱り
飛ばさねば…そう思ったのもつかの間


「…だが」
「だが？」

「………………第3小宇宙へ、帰った後の神才マンの反応が…………無くなった」


「何っ！？！？」


目を伏せてそう告げた大宇宙神に
絶望に打ちひしがれた。


「…神才マンは、生きて、いるんですか…？」
「……………生きているのかもしれないし…もしかしたら…」



その言葉を聞き、彼は死んでしまったと
思い込み絶望し泣いた…だが…