試合はどんどん進み、次の試合の
スピードマンvs一匹狼マンの二人の
試合は…スピードに自信がある2人らしく
”試合台を1周回るスピード勝負”だった
競走の結果…勝ったのは、一匹狼マンだった

しかしそこで勝利マンは「スピードマンと名乗っているくせにスピードマンと名乗っているのが気に入らない」
と怒鳴り…そこで面白がったロ・マンや
修正マンと言ったヒーロー達は「パシリ1号」に改名してはどうかと提案し…
スピードマンもといパシリ1号は泣きながらどっかへ走っていった


「さーっ！！何みんなモタモタしてる！！シンパンマン次の試合だってばー！！」
「あっ、はい！では次の試合を行う！！」


次の試合が始まるその時…
世直しマンは目を鋭くさせて
会長に向き合った



「超ちゃん…いや、会長次の試合よく見ておけ」
「えっ！？」



会長に電撃走り…次の試合をする
ヒーローを見た…次の試合は


「救世主マンvs努力マン！！お二人さん前へ！！」



救世主マンは羽織っていたマントを脱ぎ捨てて試合台へやってきた。
努力マンは鈴音に向き直り
背後に炎を燃やして大きな声で彼女に
話しかけた


「行ってきます師匠！！決勝で師匠と戦えるように勝ってきます！！！」
「うわ！！うん、頑張って！？」


努力マンの大声に驚きながらも頷いて
努力マンを応援した鈴音だが…
勝利マンは努力マンの肩を叩き声をかける


「努力…………………気をつけろ」
「！？」


気をつけろ、という言葉
いつもは言わない兄の言葉に疑問を
持ちつつ努力マンは試合台の上へ出た


「(何を気をつけろと言っているんだ兄さんは……………？)」

「では救世主マンvs努力マン、ファイトーーー！！！」


「どりゃーーーーーーーーーっ！！！！！！」


努力マンはいきなり救世主マンに突進していきパンチを繰り出す…が、救世主マンは
パッと姿をくらませ、努力マンの後ろへ
現れたのだ！！
努力マンは後ろにいる救世主マンに
今度はキックで攻撃を仕掛けるが…また
姿が消えて彼の後ろへ現れた



「(だ…ダメだ見えない！全く見えない！！まさか、こいつ…！！)」



それを見ていた一匹狼マンが声を漏らした…


「す…スピードじゃない……」
「あぁ、スピードじゃねぇ…



あの野郎、一瞬この世から消えてやがる！！」


「「！？」」



「どうした努力マン、この宇宙のヒーローの実力はこんなものか？」

「この、宇宙の…！？」
「…っふ」