聖なるヒーローの巻
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ポパイの手から新聞を奪い取り
見てみると‥そこには黒髪のツインテール
にオレンジのサンバイザー、そして
大吉のマークのシャツを着た女の子が
笑顔でピースサインを出して映っていた
ラマンちゃんはその新聞に
これほどまでに無く、彼女に希望を持ち‥
震える手でその新聞を見ていた
ラマンちゃんはその新聞のラッキーちゃん
部分を切り抜き‥
ラッキーちゃんの活躍の新聞があれば直ぐに手に入れ切り抜いてスクラップを作り‥
世直しマンとの戦いはゴミ捨て場のテレビを修理して、彼女のことを応援した‥
その時からラマンちゃんの心の中には
鈴音がいたのだ
そう、女ヒーローである彼女をめざして‥
「そんな褒めてもなんにも出ないよ‥」
涙を拭ってラマンちゃんを見上げる
しかしラマンちゃんは歯を食いしばり‥
悲痛そうな顔をして答えた
「‥それが飛んだ茶番だったと知ったのはついこの間よ‥」
「!」
とある日‥中学生になったポパイが
泣きながら帰ってきた‥
「ポパイ、もう泣かないって約束したのにどうしたのよ?あんたまさか中学生にもなってまだいじめられてんの」
「…ラマンねーちゃん……」
震えながら、ポパイが口を開いた
‥この時、ラマンに現実が突きつけられた
「…女は…ヒーローにはなれないんだって……お前のねーちゃんは、バカだって」
「…!?……」
ポパイからヒーロートーナメントの参加条件を手渡され、ラマンは衝撃を受けた。
その条件には‥ヒーローをめざしている男
だと書いていた‥
「で、でもラッキーちゃん!!ラッキーちゃんがいるじゃないのよ!!!」
「ラッキーちゃん‥ラッキーマンには元祖の‥男のラッキーマンがいて‥そのラッキーマンが別事情で戦えなくなったから‥元祖のラッキーマンが今のラッキーちゃんに‥認定証を渡して‥‥それで、今までラッキーちゃんはヒーローをやれていたんだ‥」
「‥‥!!」
「‥それに、ラッキーちゃんは‥元祖ラッキーマンが拾った認定証の持ち主‥‥天才マンに認定証を返したから‥もう」
「‥そんな」
現実を突きつけられて
ラマンちゃんは崩れ落ちた。
ポパイはボロボロ泣きながらこぼした
「ほんとに、僕たち馬鹿だったんだね‥」
「そんなことない!!ねーちゃんはヒーローになってみせる!!」
「無理だよ!!!だってねーちゃんは女じゃな」
「うるさい!!」
その時、初めてラマンちゃんは弟を
引っぱたいた。
涙目で見上げる弟を見て現実に帰り‥
謝った‥だが、それから1週間ポパイは
引きこもり出てこなかった‥彼女には
どうすることも出来なかった、
それよりもラマンちゃん自身が
トーナメントに出られない苦しみに襲われていたからだ
‥そして1週間後‥
「姉ちゃん!!出来たよ!!」
「!?」
痩せこけた姿で、笑顔を見せながら
ポパイが出てきた。
ポパイは笑顔で部屋の中のものを指さす
「これだよ!!これを着てトーナメントに出てよ!!」
「こ、これは!!」
中にはあったのは‥紙で出来た
セーラーマンのバリボテだった
弟の思いに、涙が溢れた
自分は諦めていたのに、弟は‥
諦めていなかったのだ
その時、拾ったテレビから声が聞こえてきた
『いやー、ラッキーちゃんは今日も地球で宇宙人相手に頑張っているようですねー』
『認定証を返したんでしょ?彼女』
『それでも、ラッキーちゃんはいずれ自分の手で認定証を手に入れるために頑張っているんです』
『今の時代‥男だけがヒーローになれるというのは間違いかもしれません』
「!!」
テレビから聞こえてきた声に、
ハッと我に返った
そうだ‥ラッキーちゃんは、自分の手で
認定証を手に入れようと今頑張っている!!
なのに自分は‥と、ラマンちゃんは
拳を握りポパイに目を向けた。
「ラッキー、ちゃんも、頑張ってるんだよ‥だから、姉ちゃん‥ヒーロー、に‥」
「!!ポパイ!!」
ふらり、とポパイが倒れた
ポパイは飲まず食わずのせいで弱っていたのだ‥
救急車で運ばれ、人工呼吸器に繋がれ
ながらもポパイは口を開いた
「ね‥ね〜ちゃん‥」
「!!何?姉ちゃんはここだよ!!」
「‥ヒーローになって‥」
「ポパイ‥!」
「ヒーローになって‥僕は、ここで見てるから‥」
涙をボロボロこぼしてラマンちゃんは
弟の手を握り、声を上げた
「わかった!!絶対ヒーローになる!!その代わり姉ちゃんがヒーローになったらお前も元気になるんだよ!!」
「わかってるよ‥そしたらヒーローの弟だもん‥強い男になるよ‥」
そしてポパイは意識を失い、
意識不明になってしまった‥
今も見てくれているか分からない
見てみると‥そこには黒髪のツインテール
にオレンジのサンバイザー、そして
大吉のマークのシャツを着た女の子が
笑顔でピースサインを出して映っていた
ラマンちゃんはその新聞に
これほどまでに無く、彼女に希望を持ち‥
震える手でその新聞を見ていた
ラマンちゃんはその新聞のラッキーちゃん
部分を切り抜き‥
ラッキーちゃんの活躍の新聞があれば直ぐに手に入れ切り抜いてスクラップを作り‥
世直しマンとの戦いはゴミ捨て場のテレビを修理して、彼女のことを応援した‥
その時からラマンちゃんの心の中には
鈴音がいたのだ
そう、女ヒーローである彼女をめざして‥
「そんな褒めてもなんにも出ないよ‥」
涙を拭ってラマンちゃんを見上げる
しかしラマンちゃんは歯を食いしばり‥
悲痛そうな顔をして答えた
「‥それが飛んだ茶番だったと知ったのはついこの間よ‥」
「!」
とある日‥中学生になったポパイが
泣きながら帰ってきた‥
「ポパイ、もう泣かないって約束したのにどうしたのよ?あんたまさか中学生にもなってまだいじめられてんの」
「…ラマンねーちゃん……」
震えながら、ポパイが口を開いた
‥この時、ラマンに現実が突きつけられた
「…女は…ヒーローにはなれないんだって……お前のねーちゃんは、バカだって」
「…!?……」
ポパイからヒーロートーナメントの参加条件を手渡され、ラマンは衝撃を受けた。
その条件には‥ヒーローをめざしている男
だと書いていた‥
「で、でもラッキーちゃん!!ラッキーちゃんがいるじゃないのよ!!!」
「ラッキーちゃん‥ラッキーマンには元祖の‥男のラッキーマンがいて‥そのラッキーマンが別事情で戦えなくなったから‥元祖のラッキーマンが今のラッキーちゃんに‥認定証を渡して‥‥それで、今までラッキーちゃんはヒーローをやれていたんだ‥」
「‥‥!!」
「‥それに、ラッキーちゃんは‥元祖ラッキーマンが拾った認定証の持ち主‥‥天才マンに認定証を返したから‥もう」
「‥そんな」
現実を突きつけられて
ラマンちゃんは崩れ落ちた。
ポパイはボロボロ泣きながらこぼした
「ほんとに、僕たち馬鹿だったんだね‥」
「そんなことない!!ねーちゃんはヒーローになってみせる!!」
「無理だよ!!!だってねーちゃんは女じゃな」
「うるさい!!」
その時、初めてラマンちゃんは弟を
引っぱたいた。
涙目で見上げる弟を見て現実に帰り‥
謝った‥だが、それから1週間ポパイは
引きこもり出てこなかった‥彼女には
どうすることも出来なかった、
それよりもラマンちゃん自身が
トーナメントに出られない苦しみに襲われていたからだ
‥そして1週間後‥
「姉ちゃん!!出来たよ!!」
「!?」
痩せこけた姿で、笑顔を見せながら
ポパイが出てきた。
ポパイは笑顔で部屋の中のものを指さす
「これだよ!!これを着てトーナメントに出てよ!!」
「こ、これは!!」
中にはあったのは‥紙で出来た
セーラーマンのバリボテだった
弟の思いに、涙が溢れた
自分は諦めていたのに、弟は‥
諦めていなかったのだ
その時、拾ったテレビから声が聞こえてきた
『いやー、ラッキーちゃんは今日も地球で宇宙人相手に頑張っているようですねー』
『認定証を返したんでしょ?彼女』
『それでも、ラッキーちゃんはいずれ自分の手で認定証を手に入れるために頑張っているんです』
『今の時代‥男だけがヒーローになれるというのは間違いかもしれません』
「!!」
テレビから聞こえてきた声に、
ハッと我に返った
そうだ‥ラッキーちゃんは、自分の手で
認定証を手に入れようと今頑張っている!!
なのに自分は‥と、ラマンちゃんは
拳を握りポパイに目を向けた。
「ラッキー、ちゃんも、頑張ってるんだよ‥だから、姉ちゃん‥ヒーロー、に‥」
「!!ポパイ!!」
ふらり、とポパイが倒れた
ポパイは飲まず食わずのせいで弱っていたのだ‥
救急車で運ばれ、人工呼吸器に繋がれ
ながらもポパイは口を開いた
「ね‥ね〜ちゃん‥」
「!!何?姉ちゃんはここだよ!!」
「‥ヒーローになって‥」
「ポパイ‥!」
「ヒーローになって‥僕は、ここで見てるから‥」
涙をボロボロこぼしてラマンちゃんは
弟の手を握り、声を上げた
「わかった!!絶対ヒーローになる!!その代わり姉ちゃんがヒーローになったらお前も元気になるんだよ!!」
「わかってるよ‥そしたらヒーローの弟だもん‥強い男になるよ‥」
そしてポパイは意識を失い、
意識不明になってしまった‥
今も見てくれているか分からない