聖なるヒーローの巻
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「お‥女の子‥」
ポカン‥として目の前のセーラーマンに
見とれる鈴音
まさか相手が自分と同じく女性だったなんて‥と。
「いくわよラッキーちゃん」
「へ!!あ!」
そうだ今は戦闘中だった、と気が付き
体制を立て直そうとする‥が
「やーっ!‥あっ、!」
パンチを繰り出そうとしたその時、
躓いて転んでしまう
転んでしまったその時!!
ドッゴーン!!!
「へっ!?」
鈴音の頭上をドッゴーン!!という
レーザー砲がかすめてガンジョーダXに穴を開けたのだ!!
「ひ‥ひやぁぁぁ‥」
『す、すごい破壊力です!!ガンジョーダXてできている試合台に穴が!!』
「い‥今のを避けてなかったら‥」
「次は逃がさないわよ」
「へ!?」
セーラーマンが袖のチェーンを取り出すと‥
そのチェーン‥いいや碇が鈴音に巻きついた!!
「きゃぁあ!?う、動けない‥!」
「やるなあの女、女にしとくにゃもったいねぇ!」
「し‥師匠!!」
「あの状態でドッゴーンをされたらラッキーちゃんでも!!」
ピンチかと思われた‥その時、
観客の声にセーラーマンは動きを止めることとなる
「でもトーナメントに女が出ていいんだっけ‥?」
「っ!!」
びくり、とセーラーマンが肩を揺らした
観客は言葉を続ける‥
「でもラッキーちゃんは出てるだろ」
「ラッキーちゃんは世直しマンを倒したヒーローだから出られたんだよ」
「でも他の女の子が出ていいんだっけ‥」
「どうなんだ会長!!いいのかよー!!」
観客から声が聞こえると
会長は汗を垂らしながらも答えた
「た‥確かにトーナメントには‥そう書いてある‥ラッキーちゃんは世直しマンを倒してくれたヒーローだから‥いいとして‥」
「‥!!セーラーマン‥」
その声に不安げな表情を浮かべてキョロキョロしていた鈴音‥
鈴音がセーラーマンの方を見ると、
彼女はポロポロと涙を流しており、
鈴音の心が悲痛な思いに駆られた。
「‥な、泣いてる‥」
「あ〜あ会長泣かしちゃった」
「ひしょ香ちゃんだけじゃなく‥この女泣かせ!」
涙を流しながらもセーラーマンは語り出した
「……そうよ!!私は女…!本当の名前はセーラーマンじゃなくて、聖・ラマン!」
セーラーマン改め聖・ラマンは涙を拭って顔を上げた。
「どうしても正式なヒーローになりたくてあんなハリボテを着てセーラーマンと名乗り、男のふりをして大会に出たのよ。結構情けなかったけどね」
涙を拭ったラマンちゃんに
恐る恐る鈴音は理由を聞いた
「‥どうしてヒーローになりたいの?‥ラマン、ちゃん」
「‥私が6歳の時、漁師をしていた両親は漁船が沈没して死んだわ‥」
「!!」
そこからラマンちゃんの口から語られる
事になる過去‥彼女はポツリポツリと語り出す
両親が亡くなり‥そこから、3歳の弟と2人だけの時間が始まった‥
「ラマンねぇちゃん‥」
「‥大丈夫、だからね‥ポパイ‥」
ボロボロ涙を零しながらも
泣きじゃくる弟を抱きしめた夜を
ラマンは忘れない‥
そこからラマンちゃんは毎日毎日アルバイト
や内職を繰り返して弟のために働いた
彼女はその時から弟の父であり母だった‥
「うう〜っ!!分かるぞラマンちゃん!!それで地味な生活が嫌になりヒーローになろうと!」
「テメーは黙ってろ!!」
「ラマンちゃん‥うぅ」
既にここで何人かが泣いていた。
「‥しかし弟は貧しいことで虐められていつも泣いていた‥」
「やーいやーい、ビンボーポパイ!」
「うぇぇ〜ん!!」
「やめなさい!!」
そんな弟をいつも守っていたのは
ラマンちゃんだった
その頃から既に強く、いじめっ子を
簡単に蹴散らした‥
そんなある日、弟から言われたのだ
「やっぱりラマン姉ちゃんは強いや!!姉ちゃんならヒーローになれるんじゃない?」
「ヒーロー?」
そこでラマンちゃんは思った
ヒーローになれば生活も裕福になり‥
弟に楽をさせてやれるのでは?と
そしてラマンちゃんは決めた
「うん分かった!お姉ちゃんヒーローになる!!その代わりポパイももう泣いちゃダメよ!!」
「うん分かった!もう泣かない約束する!」
そこからラマンちゃんの猛特訓が始まった
はしたないと言われようが‥雨の日も
風の日もただヒーローをめざしてきた
「うぅ、いい話だ‥」
ポロポロもらい泣きをしている鈴音
そんな鈴音に目を移して‥ラマンちゃんは語った
「‥そんな時だった、私の耳にラッキーちゃん‥貴方のことが飛び込んできたのは」
「!」
何年持ち‥1年ほど前のことであった
弟、ポパイがとある新聞を持って
自分の元へ飛び込んできた
「姉ちゃん!!姉ちゃん!!コレ見て!!」
「何よポパイ?そんなに慌てて‥その新聞がどうしたのよ」
新聞に頭を傾げながら聞いたラマンちゃん‥
「地球のラッキーマンってヒーローが活躍してる新聞なんだ!!これ!」
「そのラッキーマンがどうしたのよ」
次の言葉にラマンちゃんは表情を変えた。
「そのラッキーマン!!女の子のヒーローなんだよ!!」
「!!なんですって!?」
ポカン‥として目の前のセーラーマンに
見とれる鈴音
まさか相手が自分と同じく女性だったなんて‥と。
「いくわよラッキーちゃん」
「へ!!あ!」
そうだ今は戦闘中だった、と気が付き
体制を立て直そうとする‥が
「やーっ!‥あっ、!」
パンチを繰り出そうとしたその時、
躓いて転んでしまう
転んでしまったその時!!
ドッゴーン!!!
「へっ!?」
鈴音の頭上をドッゴーン!!という
レーザー砲がかすめてガンジョーダXに穴を開けたのだ!!
「ひ‥ひやぁぁぁ‥」
『す、すごい破壊力です!!ガンジョーダXてできている試合台に穴が!!』
「い‥今のを避けてなかったら‥」
「次は逃がさないわよ」
「へ!?」
セーラーマンが袖のチェーンを取り出すと‥
そのチェーン‥いいや碇が鈴音に巻きついた!!
「きゃぁあ!?う、動けない‥!」
「やるなあの女、女にしとくにゃもったいねぇ!」
「し‥師匠!!」
「あの状態でドッゴーンをされたらラッキーちゃんでも!!」
ピンチかと思われた‥その時、
観客の声にセーラーマンは動きを止めることとなる
「でもトーナメントに女が出ていいんだっけ‥?」
「っ!!」
びくり、とセーラーマンが肩を揺らした
観客は言葉を続ける‥
「でもラッキーちゃんは出てるだろ」
「ラッキーちゃんは世直しマンを倒したヒーローだから出られたんだよ」
「でも他の女の子が出ていいんだっけ‥」
「どうなんだ会長!!いいのかよー!!」
観客から声が聞こえると
会長は汗を垂らしながらも答えた
「た‥確かにトーナメントには‥そう書いてある‥ラッキーちゃんは世直しマンを倒してくれたヒーローだから‥いいとして‥」
「‥!!セーラーマン‥」
その声に不安げな表情を浮かべてキョロキョロしていた鈴音‥
鈴音がセーラーマンの方を見ると、
彼女はポロポロと涙を流しており、
鈴音の心が悲痛な思いに駆られた。
「‥な、泣いてる‥」
「あ〜あ会長泣かしちゃった」
「ひしょ香ちゃんだけじゃなく‥この女泣かせ!」
涙を流しながらもセーラーマンは語り出した
「……そうよ!!私は女…!本当の名前はセーラーマンじゃなくて、聖・ラマン!」
セーラーマン改め聖・ラマンは涙を拭って顔を上げた。
「どうしても正式なヒーローになりたくてあんなハリボテを着てセーラーマンと名乗り、男のふりをして大会に出たのよ。結構情けなかったけどね」
涙を拭ったラマンちゃんに
恐る恐る鈴音は理由を聞いた
「‥どうしてヒーローになりたいの?‥ラマン、ちゃん」
「‥私が6歳の時、漁師をしていた両親は漁船が沈没して死んだわ‥」
「!!」
そこからラマンちゃんの口から語られる
事になる過去‥彼女はポツリポツリと語り出す
両親が亡くなり‥そこから、3歳の弟と2人だけの時間が始まった‥
「ラマンねぇちゃん‥」
「‥大丈夫、だからね‥ポパイ‥」
ボロボロ涙を零しながらも
泣きじゃくる弟を抱きしめた夜を
ラマンは忘れない‥
そこからラマンちゃんは毎日毎日アルバイト
や内職を繰り返して弟のために働いた
彼女はその時から弟の父であり母だった‥
「うう〜っ!!分かるぞラマンちゃん!!それで地味な生活が嫌になりヒーローになろうと!」
「テメーは黙ってろ!!」
「ラマンちゃん‥うぅ」
既にここで何人かが泣いていた。
「‥しかし弟は貧しいことで虐められていつも泣いていた‥」
「やーいやーい、ビンボーポパイ!」
「うぇぇ〜ん!!」
「やめなさい!!」
そんな弟をいつも守っていたのは
ラマンちゃんだった
その頃から既に強く、いじめっ子を
簡単に蹴散らした‥
そんなある日、弟から言われたのだ
「やっぱりラマン姉ちゃんは強いや!!姉ちゃんならヒーローになれるんじゃない?」
「ヒーロー?」
そこでラマンちゃんは思った
ヒーローになれば生活も裕福になり‥
弟に楽をさせてやれるのでは?と
そしてラマンちゃんは決めた
「うん分かった!お姉ちゃんヒーローになる!!その代わりポパイももう泣いちゃダメよ!!」
「うん分かった!もう泣かない約束する!」
そこからラマンちゃんの猛特訓が始まった
はしたないと言われようが‥雨の日も
風の日もただヒーローをめざしてきた
「うぅ、いい話だ‥」
ポロポロもらい泣きをしている鈴音
そんな鈴音に目を移して‥ラマンちゃんは語った
「‥そんな時だった、私の耳にラッキーちゃん‥貴方のことが飛び込んできたのは」
「!」
何年持ち‥1年ほど前のことであった
弟、ポパイがとある新聞を持って
自分の元へ飛び込んできた
「姉ちゃん!!姉ちゃん!!コレ見て!!」
「何よポパイ?そんなに慌てて‥その新聞がどうしたのよ」
新聞に頭を傾げながら聞いたラマンちゃん‥
「地球のラッキーマンってヒーローが活躍してる新聞なんだ!!これ!」
「そのラッキーマンがどうしたのよ」
次の言葉にラマンちゃんは表情を変えた。
「そのラッキーマン!!女の子のヒーローなんだよ!!」
「!!なんですって!?」