ひしょ香ちゃんが秘書室にこもってから
10時間後‥ひしょ香ちゃんは痩せこけて
フラフラになりながらも会長にトーナメント表を渡す。


「で‥てきました会長‥」
「う、うむ‥！！」


ひしょ香ちゃんはトーナメント表を渡すと
ふらり‥と会長の腕に倒れてしまう


「あぁ！！ひしょ香くん！！」
「‥むむっ、このトーナメント表は！！」


落ちたトーナメント表をみた天才マンは
表情を一変させて唸った。


「素晴らしい、この天才でもここまでは！！」

「知らねーけど天才マンがそう言うなら良くできてるぞーっ!」
「今度は文句ねーぞひしょ香ちゃーん!」
「やればできるんじゃないかーっ!」
「よっ、宇宙一の秘書ーっ!」



天才マンがそう評価したのならいい
トーナメント表なのであろう、という
ことが分かった観客は賞賛の声を
ひしょ香ちゃんにかけ、ひしょ香ちゃんは
にっこり！と愛らしい笑顔を浮かべた


「ふぇ〜んよかった〜！！よかったよひしょ香く〜ん！！」


その後ろでおいおいと会長が泣いていた。
果てさてトーナメント表は‥こうだ


第1試合 ラッキーちゃんvsセーラーマン

「‥貴方がラッキーちゃん」
「？なぁに？」
「！！いえ‥ほうれん草食べて頑張ります」
「よーし頑張るもんねー！」


第2試合 男のロ・マンvs？マン

「このトーナメントで1位になる‥それが男のロマン」
「(俺だよね！？俺！！)」


第3試合 修正マンvs勝利マン

「この小説の主人公を私に修正してやる」
「勝ーーーーーーーつ！！！！」


第4試合 スピードマンvs一匹狼マン

「シャー！！」
「ガル〜っ！！」


第5試合 救世主マンvs努力マン

「‥‥(無口)」
「努力努力努力ーーー！！！」


第6試合 トップマンvsナイスマン

「トップを目指す！」
「ナイスな相手だ！」


第7試合 友情マンvsスペードマン

「スぺードとハートの勝負だ」
「今回は友達の力を借りちゃおうかな〜？ねっ、一匹狼マンくん」


第8試合 天才マンvsぼっちゃんマン

「‥(ニヤリ)」
「ふっ‥」


トーナメント表も決まり準備は整い
会長は声を大きくはりあげた


「さてと！！わしからこのトーナメントに対する重大発表をさせてもらおう」
「「何っ！？」」


重大発表というワードに
ヒーローたちはザワつく。